【看護師キャリアアップ】保健師になるには?気になる仕事内容と活躍の場所

【看護師キャリアアップ】保健師になるには?気になる仕事内容と活躍の場所

2019.09.03 16:13




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看護師の資格をお持ちの方の中には学生の時に一緒に保健師の資格を取得したという方もいるかもしれませんが、他の医療の国家資格を持つ方あるいは看護師の中でも学生時代に一緒に資格を取らなかった方は保健師の資格取得に興味がある方もいると思います。今回は、保健師の資格について知識0からでもわかるようにまとめました。

 

保健師とは?

保健師とは保健師助産師看護師法総則第二条において、「厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者」と定義される国家資格になります。

保健師の仕事内容について詳しくは後述しますが、近年では公衆衛生の観点や予防医療の観点から保健師のニーズは高まっています。

保健師の仕事内容・平均日給・一般的な病院勤務の看護師と比較すると?

保健師の仕事の対象者は地域住民です。そのため、対象者は乳幼児から高齢者と多岐にわたることが特徴です。

保健師の仕事は、健康相談、集団への健診・検診や健康教育、地域活動となります。

具体的には、乳児のいるご家庭への家庭訪問、乳幼児の検診、高齢者などの健診や健康相談、地域で流行している感染症対策、地域にむけての教育活動、医療従事者への教育活動などさまざまです。他にも県や地域が独自に行っている公衆衛生業務、健康対策などの業務を行うこともあります。

 

保健師の平均月収

保健師の平均月収は32万円前後、平均年収は528万円前後とされています。

この金額、看護師と比較すると月収は看護師の方が上ですが、年収は保健師が上という傾向にあります。(賞与が関係していると推測されます。)

 

「行政保健師」と「産業保健師」

また、保健師の働き方には、「行政保健師」と「産業保健師」があります。前者の行政保健師は行政、区役所や市役所で働くいわゆる公務員となります。一般的に、昇給、賞与が看護師よりも高い傾向にあります。また、産業保健師は企業で保健師の仕事をする保健師のことを指します。産業保健師の給料は働く会社によります。大企業で働けば、看護師以上の額がもらえますが、中小企業で働くと看護師よりも金額が下になることもあるようです。

結論を言うと、長い目で見れば保健師の方が給料は上が前提で、働く職場によっては病院に勤務する看護師の方が給料は上となることがあると考えておくとよいでしょう。

 

保健師の資格取得の要件

保健師の資格を取得するためには保健師国家試験を受ける必要があります。

日本で保健師の資格を取得するには、看護師の資格も同時に取得、もしくは所持していなければなりません。つまり、看護師資格を持っていない方は保健師国家試験を受ける際に一緒に看護師国家試験も受けて合格しなければなりません。

保健師になる方法・期間・費用

3年制の出身の看護師資格保持者は受験のために、1年の通学が必要

保健師になるには、文部科学大臣の指定した学校もしくは、都道府県知事の指定した保健師養成所に通う必要があります。

しかし、保健師の養成学校は非常に少ないことが特徴で、各都道府県に数校です。短大や国公立大学などではすべての都道府県にはない場合もあります。

看護師養成学校の3年制に通う方は保健師養成の指定を受けている大学にもう1年通い、保健師の国家試験の受験資格を得る必要があります。

看護学科のある4年制の大学の場合は保健師の養成も兼ねているため4年間学校に通うことで看護師、保健師両方の国家試験の受験資格を得ることができます。

 

保健師になるための費用

保健師養成校の費用は通う養成校と看護師資格の有無によって異なります。

看護師資格を取得している場合、1年間の通学となるためおおよその目安として公立で200万円前後、私立で400万円前後が相場となります。

看護師資格を取得していず、看護師国家試験の受験資格から取得する場合は、公立で400万円前後、私立で600万円前後が相場となります。

 

保健師が活躍できる職場・働き方

保健師が活躍できる職場は主に市役所および区役所、地域包括支援センター、健診センター、病院、保健所、訪問看護ステーション、学校、企業などさまざまな場所があります。

 

市役所・区役所

例えば市役所や区役所ですと妊産婦や乳幼児から障がい者、高齢者と幅広い世代の方に対しての相談や指導の業務を行います。

 

地域包括支援センター

地域包括支援センターでは保健師は、高齢者や障がい者を中心に相談にのり悩みを解決できるように医療機関や福祉機関と連携をとるコーディネーターの役割を担います。

 

一般企業・学校

企業では、所属する事業所の職員の健康管理のサポートをし、学校では生徒や職員の健康相談や健康診査など健康におけるサポートを行います。特に学校では保健師の資格と合わせて教員の資格も持っていると人材の育成や研究活動などを行うこともできます。

ここに挙げているものの多くは募集されている人数が少ないこともあり、正職員でないと働くことができませんが、健診センターや訪問看護ステーションなどでは非正職員であっても働くことができます。

また、保健師のほとんどは看護師国家試験も一緒に受験し、看護師の資格も一緒に取得されている方が多いので、医療機関などでは看護師の業務と兼務になることがあります。特に訪問看護ステーションなど全体的に職員の数が少ない職場では、看護師の仕事と兼務になる傾向にあるようです。

また、中には保健師の資格取得後に起業をされる方もいるようです。

 

保健師のやりがい

保健師の最大の特徴はなんといっても地域住民に最も近い存在であるということです。そのため、保健師のやりがいとしてもやはり地域と密着して仕事ができるということを挙げる方が多く見受けられます。

地域住民と協力して地域のための健康管理に取り組むこと、それにより地域が活性化し地域全体が健康になることをやりがいと感じる保健師が多いようです。

 

まとめ

地域と関わりながら地域の健康を活性化させていく保健師。もちろん、地域以外にも企業や学校などさまざまな活動の場があり、正規でなくても働くことができます。

看護師資格を取得していれば1年間大学に通うことで国家試験の受験資格を取得できます。看護師の資格を取得しているという方で保健師のお仕事に興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

【ライター】RAY 看護師

 

 

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