MD-PhDコースがある日本の大学医学部まとめ!医学部在籍しながら医学博士が取得できるMd-PhDコースとは?!

MD-PhDコースがある日本の大学医学部まとめ!医学部在籍しながら医学博士が取得できるMd-PhDコースとは?!

2020.08.19 11:46




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(M.D. Ph.D.についての基本の記事はこちらを御覧ください。)

 

医学部医学科に入学した方が、医学博士(Ph.D)を取得するには、最短でも医学部6年間+大学院4年間 の最低でも10年間、研修医も経る場合は+2年間とトータル12年間はかかります。

 

つまり18歳で高校を卒業して、ストレートで医学部に合格しても+10年、12年の28歳、30歳まで医学博士取得までに期間がかかるということです。一般の学部出身で研究者を目指す方より、数年期間がかかります。

 

しかし、優秀な研究者を早期から養成するために、医学部医学科の課程にいる間に医学博士も取得できる「MD Phdコース」という医学研究を目指す方向けのコースをおいている大学も増えてきています。

 

大学毎にカリキュラムは違いますが、ここでは、「MD PhD コース」というキーワードで検索して上位に出てくる主要な大学をご紹介します。(※大阪大学はこのキーワードでは先頭に出てこなかったので別途追加しました。)

 

 

千葉大学などでは、MD-PhDコースと称する、他学部からの編入ができるコースがありましたが、2019年に募集中止を発表しています。https://www.m.chiba-u.ac.jp/admissions/md_phd.html/

 

 

MD-PhDコースとは?

写真:Canvaより

 

まず大学毎にカリキュラムやコース名が異なります。

 

大まかにいえば、優秀な研究者を早期から養成するための医学部生向けのコースで、医学部医学科の課程にいる間に医学博士も取得できるカリキュラムで、医学研究を目指す方向けのものです。

 

大学毎にカリキュラムの内容や年数、学年などは違いますのでよく確認していただくようにお願いします。

 

北海道大学を例にすると、5年次で選抜し、研究1年後、卒業年は同級生と同じで、医師国家試験の受験も同時期にでき、卒後すぐに院で3年間研究をし、博士課程を修了するというルートになり、医学部卒業後に大学院に進学するよりも期間を1年間短縮できるということになります。

 

画像引用:北海道大学ホームページより

 

 

MD-PhDコースがある日本の医学部

写真:Canvaより

 

国立大学

東京大学、京都大学など旧帝大学を中心に国立大学は研究者養成用のコースが整っている医学科が多いようです。

実際の検索でも上位1ページ目は慶應義塾大学以外は全て国立大学でした。(2020年6月現在)

 

北海道大学

北海道大学 研究者養成プログラム(MD-PhDコース)*1

https://www.med.hokudai.ac.jp/graduate/special/mdphd-course.html

 

東北大学 

東北大学大学院医学系研究科・医学部 研究医コース(MD-PhDコース)*2

https://www.med.tohoku.ac.jp/admissions/medical/mdphd/index.html

 

群馬大学

群馬大学 MD-PhDコース

https://md-phd.showa.gunma-u.ac.jp/

卒前・卒後一貫性MD-PhDコース(病理・法医学研究医育成コース)

https://md-phd.showa.gunma-u.ac.jp/?p=616

 

東京大学

東京大学大学院医学系研究科PhD・MD Courser *3

http://square.umin.ac.jp/UTPhDMD/gaiyou.html

 

東京医科歯科大学

東京医科歯科大学 医学科・大学院医歯学総合研究所(医学系)シームレスな次世代研究者養成プログラム

https://www.med.tmd.ac.jp/medicine/seamless.html

 

山梨大学

山梨大学 研究医養成プログラム

https://www.med.yamanashi.ac.jp/l_ls

 

名古屋大学

名古屋大学 MD・PhDコース

https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/graduate/doctral-course/md-phd/

 

京都大学

京都大学大学院医学研究科・医学部 MD-Ph.Dコース

https://www.med.kyoto-u.ac.jp/e-project/md-phd/

 

大阪大学

大阪大学 MD研究者育成プログラム

http://www.edu.med.osaka-u.ac.jp/curriculum/curriculum2.html

 

神戸大学

神戸大学 基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム

https://www.med.kobe-u.ac.jp/kiso/

(PDF版案内) https://www.med.kobe-u.ac.jp/kiso/shared/pdf/kobe-univ-program.pdf

 

広島大学

広島大学医学部医学科MD-PhDコースの公式サイト

http://mdphd.hiroshima-u.ac.jp/

 

徳島大学 

徳島大学医学部教育支援センター – MD-PhDコース

https://www.tokushima-u.ac.jp/scme/MD-PhD/

 

高知大学

高知大学 MD-PhDコース

https://www.kochi-ms.ac.jp/html/graduate_3-5.html

 

九州大学

九州大学 MD-PhDコース

http://www.mdc.med.kyushu-u.ac.jp/education/mdphd.html

 

琉球大学

琉球大学 医学研究科博士課程(MD-PhDコース)

https://www.med.u-ryukyu.ac.jp/mur-content/uploads/2014/06/601415b349b7bc46b9eaf8f50c148b96.pdf

 

 

今回、調査した中で、最も面白かったのは、広島大学のMD-PhDコースの公式サイトです。ほとんどの大学が、入学要項など公式なホームページが多い中、広島大学は学生さんが作成しているホームページでアットホーム感があります。カープくんがカバーに登場しています。入学を検討している方には大学の雰囲気がよく感じ取れそうです。

 

 

 

 

 

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私立大学

 

慶應義塾大学

慶應義塾大学  研究医養成プログラム(MD-PhDコース)

http://www.med.keio.ac.jp/education/md-phd/index.html

 

順天堂大学

順天堂大学 「基礎研究医養成のための順天堂型教育改革」

https://www.juntendo.ac.jp/kenkyui/

 

 

国も力をいれている研究医の養成

 

平成24年、25年には、文部科学省の「基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグローバルな医師養成」事業という事業がありました。

 

以下の3つのテーマについて、大学の優れた取組を選定し、支援する事業でした。

 

“医学・医療の高度化の基盤を担う基礎研究医の養成

グローバルな医学教育認証に対応した診療参加型臨床実習の充実

医学・歯学教育認証制度等の実施”

 

文部科学省 基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグローバルな医師養成

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/1319461.htm

 

現在では上記事業は継続されていませんが、『国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進』として数億〜数十億円規模のプログラムがありますので、医学部の幹部の方や、大学関係者の方は確認してみてはいかがでしょうか。

 

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/index.htm

 

 

まとめ

 

今回は、日本の医学部のMD-PhD コースについて紹介しました。

 

臨床医になってから、PhDを取得するルートが主要であったために、医学部医学科出身者は、Ph.D.取得までには時間がかかっていましたが、早い段階から研究医を目指す方に向けたコースなどを用意する大学も増えています。

 

医師免許を取得してから、PhDを取得するメリットとしては、臨床医として経験を積んだり、アルバイトとして生活を成り立たせながら取得できること、臨床からヒントを得ながら研究につなげていけることでしょう。

 

海外では、PhDに対する捉えられ方も日本とは違うようなので(詳細はこちらの記事を御覧ください。)、ご自分のキャリア感にあったルートを選びましょう。

 

 

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