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認定看護師とは?資格の種類、取り方、費用、制度の変更について

2019.09.30 14:47

認定看護師の資格は看護師の資格を持っている方なら1度は検討したことがあるのではないでしょうか。また職場から認定看護師の資格取得を勧められたという方もいるかもしれません。今回はそんな認定看護師の資格についてご紹介します。

 

認定看護師とは?

 

認定看護師とはある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者として、日本看護協会の認定を受けた看護師のことをいいます。

認定看護師が作られた目的については2019年7月15日より認定看護師規程が改正されたことに伴って変更しており、特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としています。

 

専門看護師、認定看護師は専門性の広告をすることも可能。
専門看護師、認定看護師の名称を、チラシ・パンフレットなどに掲載して情報提供することができます。病院案内などに、掲載することにより、看護の専門性を広く知らせることが認められています。

広告に関しては、こちらをご参照ください。外部リンク https://nintei.nurse.or.jp/nursing/wp-content/uploads/2019/04/kokoku20121210.pdf

 

認定看護師の資格の種類

認定看護師の資格は以下の21分野となります。(2019年8月現在)

 

認定看護師の資格の種類

皮膚・排泄ケア、

緩和ケア、

がん化学療法看護、

集中ケア、

救急看護 、

がん性疼痛看護、

認知症看護、

摂食・嚥下障害看護、

脳卒中リハビリテーション看護、

訪問看護 、

手術看護 、

新生児集中ケア、

小児救急看護、

慢性心不全看護、

慢性呼吸器疾患看護、

透析看護 、

がん放射線療法看護、

不妊症看護

 

日本看護協会より

 

認定看護師にはどうやったらなれるの?年数・要件・更新・金額

実は現在の認定看護師教育は2026年度をもって終了となります。2020年より新たな認定看護師教育課程へと移行し、名称も認定看護師から特定認定看護師となります。その理由が特定行為研修です。

特定行為研修とは正式名称を「特定行為に係る看護師の研修制度」といい、2014年6月に創設されました。研修を受けることで医師の業務の一部を看護師が判断して行えるというものですが、現在資格化はされておらず、あくまで研修を受けましたという事実のみとなっています。

それもあってか新しい認定看護師制度には特定行為研修のカリキュラムも組み込まれており、教育時間数も大幅に増えます。ここでは、2026年度で終了となる特定行為研修を組み込んでいない現行の認定看護師(A課程認定看護師)と、特定行為研修を組み込まれている新たな認定看護師(B課程認定看護師)についてご紹介します。

 

現行の認定看護師と新制度の看護師

2026年度までのA課程認定看護師と新たなB課程認定看護師について以下に説明します。

 

現行の認定看護師(A課程認定看護師)

看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あり、そのうち3年以上は認定看護分野の実務研修が必要です。その後特定行為研修を組み込んでいない認定看護師教育機関で6か月以上1年以内に600時間以上学び、修了することで資格を取得できます。

 

新たな認定看護師(B課程認定看護師)

こちらも現行の認定看護師と同様に看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あり、うち3年以上は認定看護分野の実務研修が必要です。その後2020年度から教育開始となる特定行為研修を組み込んでいる認定看護師教育機関で1年以内に800時間程度学び、修了することで資格を取得できます。現行の認定看護師制度は集合研修でしたが、新たな認定看護師は一部eランニングを活用を検討しているようです。

 

もしも、現行の認定看護師資格を持っている方が新たな認定看護師資格を取りたいと考えた場合には、特定行為研修を修了した上で移行手続きを行えば取得することができます。

 

認定看護師の認定更新には要件がある!

認定看護師の資格は資格を取得さえすれば定期的に更新できるというわけではなく、更新するためにも要件があります。認定看護師の資格を更新するためには資格を取得後5年間で以下の2項目を満たすことが条件となります。

・看護実践時間が2,000時間以上に達していること

・実践活動等の実績及び制度委員会で認めた学会等への参加や発表の実績が合わせて50点以上であること

このことからも認定看護師の資格は看護師としてさらに極めていきたいと考える方がとる資格と認識しておくのがよいかもしれません。

 

認定看護師資格取得にかかる費用は?

認定看護師資格を取得するためにかかる費用はおよそ100万円前後です。その内訳として入試料と入学金が各5万円前後、授業料が70万円前後、実習費用が10万円前後、認定看護師資格が取れるかどうかの審査をしてもらう審査費用が5万円、認定費用が5万円となります。

 

認定看護師の資格取得ができる学校によって費用には差があります。また、取得する資格によっても金額の差はあるようです。

 

現在医療機関で働かれている方はその医療機関が認定看護師の資格取得を推奨している場合、資格取得のための金銭的な補助が出る場合もあります。

消える認定資格がある?

実は前述した認定看護師制度の改定に伴い、なくなってしまう認定看護師制度があります。

まず、統合してしまう資格としては救急看護と集中ケアは統合されてクリティカルケアという名称に変わります。また、緩和ケアとがん性疼痛も統合されて緩和ケアになります。

他にも名称が変わるものが多くあります。以下が名称の変更される資格です。

名称変更される認定看護師資格

 

がん化学療法看護 →がん薬物療法看護

不妊症看護→生殖看護

透析看護→腎不全看護

摂食・嚥下障害看護→摂食嚥下障害看護

小児救急看護→小児プライマリケア

脳卒中リハビリテーション看護 →脳卒中看護

慢性呼吸器疾患看護→呼吸器疾患看護

慢性心不全看護→心不全看護

 

現行の資格の中で統合あるいは名称が変更する前の資格を取りたいと考えていた方は間違えないように注意が必要です。

 

認定看護師が取れる教育機関はどこ??

 

認定看護師資格の取れる教育機関は都道府県の看護協会や、都道府県立の看護大学、あるいは看護大学のキャリア支援センターで取得することができます。学校によって取得できる資格が異なるため、自分の取りたい資格がどの学校で取得できるのかを確認することが必要です。

 

認定看護師の実際 人数・給料・職場

2018年12月時点では、19,894人の認定看護師が全国で活動しています。多くの看護師が病院に勤務して資格を生かして仕事をしています。中には介護施設だったり訪問看護ステーション、クリニック、学校教育機関(看護学校の先生)で活躍している看護師もいます。

認定看護師の資格は資格手当として給料に反映される場合もあります。資格手当の額は平均5000円台とされています。

ですが、中には資格手当にされていないので資格取得前と給料は変わらない、資格手当としてもらえるのは500円という意見もあり、これは施設によって異なるようです。

 

2020年より認定看護師資格は大幅に変更されます。今取得されている方もこれから取得することを検討している方も看護協会の情報をぜひ確認して教育の受講や更新をされるとよいでしょう。

 

 

参考サイト

公益社団法人 日本看護協会 「認定看護師ってどんな看護師?」(PDF)

https://nintei.nurse.or.jp/nursing/wp-content/uploads/2019/01/leaflet_CN2019-3.pdf

公益社団法人 日本看護協会 「認定看護師」

https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn

公益社団法人 日本看護協会『認定更新の手引き』

https://nintei.nurse.or.jp/nursing/wp-content/uploads/2019/03/02-CN_koushin_tebiki_2019.pdf

公益社団法人 日本看護協会 「認定看護師制度の再構築について」https://www.nurse.or.jp/nursing/cn/pdf/20180713.pdf

公益社団法人 日本看護協会 「認定看護師」教育機関

https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn#educinst

公益社団法人 日本看護協会 「認定看護師」特定行為研修https://www.nurse.or.jp/nursing/education/tokuteikenshu/index.html

公益社団法人 日本看護協会 「認定看護師」資格認定制度

https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn_kikan_itiran_bunya

公益社団法人 日本看護協会 資格認定制度 分野別都道府県別登録者検索

https://nintei.nurse.or.jp/certification/General/GCPP01LS/GCPP01LS.aspx

ナースなみんなのコミュニティ 看護roo

https://www.kango-roo.com/sn/a/view/1886

 

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