#50 救急救命士からITエンジニアへ。IT救命士の挑戦。
2020.06.17 09:00
本サイトはプロモーションが含まれています。
医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げるDspace Plusの「のぞき見みんなのキャリア」では、様々な医療職の方をインタビューします。
50回目は、救急救命士からシステムエンジニアに転身したIT救命士さんです。
キャリアや医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。
IT救命士
システムエンジニア。救急救命士。
高校卒業後、救急救命士国家資格取得可能な専門学校に進学し、救急救命士課程を修了し救急救命士国家資格取得。卒後、二次救急の医療機関へ勤務。8年ほど同医療機関の救急外来にて従事したのち、システムエンジニアへ転身し現在に至る。
趣味は、野球観戦、映画観賞。
ーまずはIT救命士さんが救急救命士を目指したきっかけをお教えください。
私が中学生の頃に、大きな震災にあったのですが、そのとき、お世話になった救急救命士の姿に感銘を受け、私も医療従事者として人の役に立ちたいと思ったのが始まりです。
ーIT救命士さんは、現在は、どのようにお仕事されていますか?
救急救命士として、働いていた頃はシフト制で日勤、夜勤と救急外来で救急患者様の対応をしていましたが、現在はシステムエンジニアとして週5日朝から晩までPCと向き合う生活をしています。
ーIT救命士さんは、エンジニアに転身されたとのことですが、キャリアの選択を悩んだことはありましたか?現在のキャリアに進むに当たって、どう決断しましたか?
救急救命士として働く中で患者様であったり、ご家族の方から感謝の言葉をいただいたりすることで、人の役に立てていると実感することはあったのですが、もっと幅広く人の役に立つためにはどうしたらいいか、もっと医療が効率的にかつ安全に広まっていくには、自分はどうしたらいいかと考えた時にWEBを通した世界に身を置くことで、間接的にそういった立場に立てるのではと考え、エンジニアへ転身しました。
ー今後は、どのようにお仕事をしていこうと考えていらっしゃいますか?
現状は、システムエンジニアとしてはまだまだ未熟な状態ですので、様々なことを経験し、システムエンジニアとして成長して、最終的に医療の現場での経験をWEBを通した医療サービスとして世に出していけたらと思っています。
ー救急救命士時代と比べて、現在のシステムエンジニアの働き方ならではのエピソードや感じていることをお教えください。
救急救命士として働いていた時は平日、毎日朝起きて出社という感じではなかったので、今は毎日朝起きることが辛かったりしますね。
ー救急救命士時代のお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?
IT救命士さんの救急救命士時代のタイムスケジュール
日勤の日
-
-
AM 7:00
起床、朝食
-
AM8:00
出勤
-
PM17:00
退勤
-
PM18:00
帰宅
-
PM19:00
夕食・家事
-
PM24:00
就寝
-
夜勤の日
-
-
PM 15:00
起床・感触
-
PM16:00
出勤
-
PM20:00
休憩(夕食)
-
PM24:00
休憩(仮眠)
-
AM9:00
退勤
-
AM10:00
帰宅
-
AM11:00
昼食
-
PM12:00
就寝
-
ー現在はIT救命士さんは、システムエンジニアとしてお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?
IT救命士さん システムエンジニアとしてのタイムスケジュール
-
-
AM 7:00
起床・朝食
-
AM9:00
出勤
-
PM19:00
退勤
-
PM21:00
帰宅
-
PM22:00
夕飯・家事
-
AM3:00
就寝
-
ー救急救命士からエンジニアに、キャリアチェンジをする際に、スキルの習得で大変だったことや、それに対して工夫した点はありますか?
全くの別業界で学習するにも頭の使い方が違ったので、医療の仕事中には医療の頭を使って、帰宅後エンジニアの学習をする際には別の頭の使い方に切り替えてと、頭の切り替えが一番大変だったと思います。
ー現在、医療職から離れた立場から見てみて、プライベートと仕事の両立を実現するため今の医療業界に必要なものは何でしょうか?今後の医療業界の動きに期待することをお教えください。
これはエンジニアの業界にも言えることですが、やはり人が足りないということではないでしょうか。救急救命士含めた医療の専門スタッフの人員不足によってスタッフ一人にかかる負担が大きく、仕事で疲弊してしまってそれがプライベートに影響するというところは十分あると思います。これから高い志を持った医療従事者が増えてくるといいなと思います。
ー最後に、このインタビューを読んでいる医療職の方に一言お願いいたします。
私も医療に従事していた際には気づいていなかったのですが、医療は実際の現場で働く専門職の人たちだけでなく、裏で働く人たちにも支えられて働いてこられたのだなと、エンジニアに転身してからすごく感じます。
これからも実際の現場で働く医療スタッフと裏方的に働くスタッフで支えあいながら医療が広まっていったらいいなと思います。
ーIT救命士さん、今回は貴重なご経験をお話いただき誠にありがとうございました。エンジニアとして医療に携われる日が来るよう応援しています。
Dspace Plusでは、キャリアインタビューに参加したい方を、お仕事募集で随時募集しています! ぜひ会員登録の上、ご参加ください。
Dspaceは、医療系国家資格保持者が自らのスキルで仕事を受けることができるサイトです。医療従事者と医療機関(クリニック会員)が、直接繋がることができます。
Dspaceに参加して、医療業界の働き方を変えていきませんか? 登録・利用は無料です。
あなたにおすすめ
人気記事
- M.D.とPh.D.とは?医学博士の取り方、日本と海外の違いとメリット。...
- 大きすぎる国家資格免許証の保管方法。医師免許証・医療系免許証の取扱説明書...
- MD-PhDコースがある日本の大学医学部まとめ!医学部在籍しながら医学博士が取得できるMd...
- 【例文あり】医療従事者のための「妊娠報告」後編・ビジネスマナー講師に教わる妊娠報告メールの...
- 【最新2023年度版(2024年実施)】すぐわかる!医師国家試験合格発表後の免許証受け取り...
- カードタイプの医師免許証?日本医師会の医師資格証とは。費用・申込方法。...
- 【最新2023年度版(2024年実施)】すぐわかる!言語聴覚士国家試験合格発表後の免許証受...
- 看護師をやめて、キャビンアテンダントになってから見えたもの...
- 看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~...