看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~

看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~

2022.04.07 09:00




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看護師としてのキャリアアップを考える際、大学院進学はひとつの選択肢になるのではないでしょうか。専門看護師では看護系大学院の修士課程を修了することが条件であり、最近では管理者になるためには、修士以上を条件にしているところも増えてきている現状があります。しかし、社会人をしながら大学院進学のための準備や勉強には、さまざまな不安や悩みがあるかもしれません。

 

この記事では、主に専門看護師を目指す看護師の方の大学院進学・大学院進学後のサポートなどをされている『1対1大学院合格塾ゆう』の創業者である藤本研一様にインタビュー。社会人をしながら大学院進学を目指す方が抱える不安や悩み、受験ノウハウについてお伺いしました。

 

1対1大学院合格塾ゆう_看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~

写真:1対1大学院合格塾ゆう 提供

 

 

 

ーー大学院受験をする看護師は、どのような不安や悩みを抱えている人が多いのでしょうか。

 

藤本 「大学院を目指したいけれど、何からはじめたらいいかわからない」、または「学力に不安がある」という方が多いように思います。例えば、「何からはじめたらいいかわからない」という不安や悩みを抱える方のなかには、「専門看護師を目指したいけれど、勉強すること自体が久しぶりなので、どのテキストから勉強すればいいかわからない」「文章を書くのが苦手なので、志望理由書や研究計画書をどう書いていいかわからない」という声もありました。

 

また、ご自身の学力に不安を抱える方のなかには、「こんな自分でも大学院にいけるでしょうか」という声も多くありました。看護師はシフト勤務で夜勤もありますし、家事や育児もこなしながらだと、勉強する時間を捻出するのも大変ですからね。

 

 

ーー例えば、本人は気づいてはいなくても、藤本様が感じる”看護師ならではの特徴的な悩み”みたいなものはありますか。

 

藤本 看護師のなかには時折、「自分は専門卒なので、そもそも大学院には行けないのではないか」と誤解している方がいます。実際には、大卒資格(学士の学位)がなくても、大学院が個別で実施する出願資格認定審査を受けると受験可能なケースがほとんどです。そのため「大卒資格を持っていないから」といって大学院進学を諦めるのではなく、一歩踏み出して挑戦してみていただければ幸いです。

 

 

ーー大学院進学に対してさまざまな不安や悩みを抱える看護師に、日頃から何かアドバイスしていることはありますか。

 

藤本 大学院進学には何よりも『情報収集』が重要となります。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉がありますように、これから受験する大学院について情報を集め、自分自身についても分析をすることが試験合格のポイントとなります。

 

例えば、大学院の情報を得る際には、大学院のホームページを見るのが一番手軽でしょう。ホームページの「アドミッション・ポリシー」「募集要項」「各研究科の活動状況」のページなどで大学院の情報を得ることができます。その上で、自分自身についての分析が必要になります。自分は看護師としてどのような活動をしてきたか、大学院で何を研究したいのか、大学院修了後はどのような立場で貢献をしていきたいか…など。それらをノートに書き出して検討してみましょう。

 

うちの塾では大学院受験に求められる要素を一通りお伝えした後、その方の現在のペースに合わせて1対1で授業を実施し、一緒に計画立ても行っています。1対1だからこそ、受講生の方にとって最適な流れで学習をすすめることが可能です。

 

 

ーー受験準備や勉強をはじめるのはいつ頃からがベストなのか。大まかなスケジュール例を教えていただきたいです。

 

藤本 大学院の試験は主に秋(8〜11月)と冬(1〜2月)の年2回チャンスがあることが多いです。試験の半年前、遅くとも3ヶ月前からスタートすると、余裕を持って対策することができます。まずは、専門科目の学習と志望大学院の選定からはじめ、志望理由書や研究計画書の作成を最初の1ヶ月で作ります。その後は小論文や論述対策、直前1ヶ月には面接練習を行う流れが一般的です。

 

なお、これらと並行する形で、試験対策の最初の時期から大学院で教わりたい教授を探していきましょう。大学院では、指導を希望する教授との1対1でのやりとりが基本となります。そのため教わりたい教授が決まった段階で、「研究室訪問」にも行ってみましょう。自分の研究計画書を作成し、その教授の論文や書籍を読み込んでアポを取るのがおすすめです。

 

 

看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~医療のはたらき方改革メディアDspacePlus

図 :看護師をしながら大学院受験学習スケジュール例(藤本先生の取材を元にDspace Plus編集部で作成)

 

 

ーー社会人をしながら効率の良い勉強の仕方についてコツを教えていただきたいです。

 

藤本 基本的に大学院進学は看護学校や看護大学受験よりも簡単です。大学院にもよりますが、それほど詰め込んでいかなくても合格は可能です。一般的な大学受験とは違い、毎日何時間も勉強しないと受からない、ということもありません。

 

ポイントは「ムリなく、ムラなく」です。短期集中的に取り組むよりも、まずは仕事や家事をしながら、“少なくとも1日1時間”の自主学習の時間を捻出するところからはじめられるといいですね。例えば、日勤のときは夕食後の1時間、夜勤のときは起床後の1時間を勉強の時間と決めたり、洗濯機をまわしている間や子どもが昼寝をしている間を勉強の時間と決めたり…。仕事の後は必ずカフェや図書館で勉強をしている方もいらっしゃいます。

 

このように毎日1時間の学習を継続していくことから始めると合格も見えてきます。大学院進学後の学習も続けやすくなるはずです。

 

 

ーー準備や勉強でモチベーションが下がることもあるかと思います。そうした際に何かアドバイスをしていることはありますか。

 

藤本 モチベーションが下がる時期は必ずあります。だからこそ、そのタイミングで大学院のオープンキャンパスや研究室を訪問し、大学院に入った方の体験談を聞くことなどをおすすめします。うちの塾では、授業の度に現在の進捗状況の確認を行っています。また、目標達成のための行動がうまくいかない場合のアドバイスもしています。モチベーションを維持するために、定期的に相談し、アドバイスを受けるのも重要ですよ!

 

 

ーー専門看護師や大学院進学のメリットを、看護師をサポートする立場からみて、どのように感じられていますか。

 

藤本 専門看護師には実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究という6つの役割があります。より専門的な立場から患者さんに関わっていくこと、病院運営に関わっていくことが求められています。実際、専門看護師になったからといって必ずしも職位が上がったり、待遇が劇的に良くなったりするわけではありません。もちろん、転職に有利になることや管理職になりやすくなる、給与がアップする点なども病院によってはあり得ます。

 

専門看護師だからこそのやりがいもたくさんあります。すでに専門看護師の資格を取った方からは、「職場において医師からも一目を置かれるようになった」「自信を持って看護を行えるようになった」という方も多いです。ご自分のこれまでの経験を、専門分野の知識や看護理論、倫理などをもとに看護ケアに活かし、他の方の役に立てられる。このように専門看護師を取らなければ経験できないこともたくさんあるのです。

 

 

ーー『1対1大学院合格塾ゆう』の「1対1での対応、あなただけの学習プラン」とは具体的にどのようなサポートを行っているのでしょうか。

 

藤本 例えば一般的なスクールですと、固定の時間で講義を受けることしかできません。また通信添削の形で学ぶ場合、時間の自由は利きますが、その反面やる気が続かなかったり、質問したいことがあってもなかなかリアルタイムに聞けなかったりと、学習を進めるのが難しい側面があります。

 

うちの塾では講師は私のみ。そのため、あなたのペースに合わせてオーダーメイドの形で、最短距離で大学院合格を目指せます。平日は10:00〜21:00まで自由に講義を設定できます。急に夜勤やシフト調整が入っても、授業の振替が可能です。仕事や家事、育児で忙しくても自由に時間を調整して、対策をすすめることができます。

 

看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~医療のはたらき方改革メディアDspacePlus

1対1大学院合格塾ゆうフレキではシブルな講義受講・オンライン受講も可能。 写真:1対1大学院合格塾ゆう 提供

 

ーー現在はオンラインでおこなわれているとのことですが、どのようなサポートがあるのでしょうか。

 

藤本 うちの塾では、現在オンライン受講をする方が9割を超えています。札幌にある塾ではありますが、全国(一部海外)の受講生が大学院合格を目指し、日々学習に取り組んでいます。1対1で授業を行うだけでなく、ZoomやSkypeを使い、画像データを共有しながら一緒に志望理由書や研究計画書などを作っていくことが可能です。

 

 

ーー最後に大学院受験を目指す看護師に向けて、ひとことメッセージをお願いいたします。

 

藤本 これまで看護ケアを行うなかで、「本当にこのやり方でいいのだろうか…」と疑問に感じていた部分。それが、大学院進学によって解決の糸口が見つかることも多いようです。「これからの自分のキャリア、どうしていこうか…」とお悩みの方に、ぜひとも選択肢のひとつとして挑戦してみていただけたらと思います。『1対1大学院合格塾ゆう』で大学院進学をしたいというあなたの夢を一緒に実現していければ幸いです!

 

 

藤本研一 氏

1988年兵庫県生まれ。

母・妹が看護師という看護師一家に育つ。

 

早稲田大学教育学部・早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程修了。元は博士課程への進学を目指すも、うつを発症し断念。その後一念発起して高校教員となり、札幌-帯広で勤務。大学院時代に挫折はしたものの、大学院に行ったことが自分の人生を考える機会になったことを教員時代に実感。

それを受け、「大学院を目指す人に、自分と同じような挫折を味わわせたくない」「母や妹のようにキャリアアップを目指す看護師さんをサポートしていきたい」と考えて2016年に1対1大学院合格塾ゆうを創業。

200名を超える受講生を全国の看護大学院や北大大学院、早稲田大学・慶應義塾大学など志望校に合格させるなどの実績を誇る。

 

現在では「文章作成」「キャリア形成」の専門家として商工会議所や市町村職員研修・企業研修を請け負うなど実績多数(累計100社以上)。

 

 

1対1大学院合格塾ゆう

 

1対1大学院合格塾ゆうロゴ_看護師をしながら大学院進学を目指す~大学院受験のプロに聞いてみた~

本社所在地:北海道札幌市北区北12条西4丁目2-12 N-SELECTION. STELLA 403号室

  〈札幌市営地下鉄南北線「北12条駅」2番出口より徒歩2分〉

 

1対1大学院合格塾ゆうホームページhttps://school-edu.net/

 

体験授業を1回2時間11,000円(税込)で実施しています。オンラインでも対面でも可能です。 まずはお気軽にお問い合わせください。

 

お問合せ先https://school-edu.net/asc

 

 

インタビュー・編集 白石弓夏

看護師兼ライター。主に小児科と整形外科病棟で経験を積み、現在は整形外科病棟で非常勤看護師をしながら、ライターとして活動中。 看護師の働き方・キャリアに興味あり。



 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

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