【MEO対策】 医療・クリニックの集患の考え方

【MEO対策】 医療・クリニックの集患の考え方

2019.08.30 15:57




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Dspaceでは、クリニック経営者、開業を考えている医療人のスキルアップ、経営力アップを図りたいと考え、各種コンテンツをアップデートしていく予定です。

そこでSEO関連に関しては、某大手サイトで、トップの実績者として受賞歴のあるSEOの専門家大塚氏に、クリニック経営者のために数編に渡りポイントを教えていただきました。今回は第5回目。ぜひ一読して、クリニック経営にお役立てください。

 

【MEO対策】 医療・クリニックの集患の考え方

最近では身近になってきたMEO対策。スマホの普及とともに使われる頻度も多くなってきています。

MEOの意味自体は、マップエンジン最適化/Map Engine Optimization)、SEOはホームページの集客(検索エンジン最適化/Search Engine Optimization)とほとんど意味自体は似ています。

シンプルに伝えると検索エンジンを上位化手法、グーグルのマップを上位化する手法、この違いにすぎません。

実店舗、医療であればクリニックなどあれば、やっておいた方がいい施策の一つ。これらをどう集患に結びつかせるか解説。最後に工夫できるポイントもご紹介しています。

 

1. MEOとは? 登録自体はWEBを知らなくても簡単にできる

 

SEOを知る人、聞いたことある人は、MEOという単語を聞くだけで凄く難しいととらえるかもしれません。MEO対策というのは凄くシンプルで、グーグルマップに自分たちの店舗、クリニックを登録する事、ちょっとしたコツを加えることで自分のクリニックを調べられたときに、Googleの検索窓の右側に情報が出てくるようになります。

色々、登録の方法はありますがここではシンプルな一般的な方法や手順をご紹介します。

 

 

登録方法はすごく簡単で、グーグルマップを開く。

 

開業する(もしくは既に存在している)住所を入力する。

 

登録がない場合、新しく入力する。もしすでに存在している場合は登録漏れがないか確認して情報を入力する。

 

言葉で表すと、凄く簡潔ですが、実際の登録方法もWEBに疎い人でも登録できるほど、簡単な作りになっています。人気店や有名な病院などであれば、わざわざ入力しなくても一般ユーザーが登録してくれたりするので勝手に登録されている場合もあります。

 

グーグルマップに登録されると、近くの病院と例えば検索されたときに距離に合わせてユーザーに表示されるようになったり、地域+〇〇科と検索されたときに自分の病院が出てくるようにすることもできます。

グーグルマップにクリニックが登録されると、どういったメリット・デメリットがあるかも次に解説していきます。

 

2. グーグルマップに登録するメリット・デメリット

先にデメリットを上げてしまうと、今までひっそりやっていたのにマップで検索された時に表示されるようになるため、口コミというのが記載されるようになります。

今の時代、良くも悪くもネット社会。口コミを参考にして来院される方も決して少なくありません。ただ、グルメ情報のサイト、旅行情報サイトの口コミと比べて、書かれる頻度もかなり少なく、地域に20年開業している東京の医院でも数件書かれるかどうか…それぐらい流行ってはいません。地方になると人口密度が違うため、ほとんどのお店や病院は口コミは書かれないケースの方が多いです。

デメリットは上記ぐらい。しかもいくら自分で登録していなくてもユーザーの誰でも簡単に登録できてしまうため、誰かにやられるぐらいであれば、初めに自分で立ち上げて、やりすぎない程度に、従業員の人に口コミを書いてもらうというのもいいかもしれません。

 

デメリットよりもメリットが大きく、グーグルはユーザビリティを重視しているためグーグルマップに登録して上げるだけで、直結して少しSEO、検索順位に優位に働くようになります。

ユーザビリティ…ユーザーのためになるという情報を記載するということはイコール診療時間が検索してわかったり、休診日がわかったり、来院される患者さんにもうっかり忘れていても、病院名を検索したら表示されることで余計な手間をかけさせないという優しさもそこにあります。

 

最近では医療系のアルゴリズムの影響により、ホームページの見やすさ。ユーザーが情報を探しやすい作り。情報の正確性など重視され、地図上の検索順位だけでなく、集患用の公式ホームページへの影響にも関わりが強いため、メリットが大きく登録自体はきちんと行ってあげた方がいいと言えます。

 

3. グーグルマップの登録 上級編 グーグルマイビジネスの活用

最初に紹介したのは本当に最低限の登録方法。MEOの本質はグーグルマイビジネスに登録して初めて完成します。

グーグルマイビジネスとは、無料で使えるグーグルの提供サービスで、企業の事細かい情報を入力することができます。

グーグルマップでの登録では、営業時間・休診日・名前・住所・電話番号・ウェブサイトの掲載と一般的な情報のみの登録ですが、グーグルマイビジネスを活用することで紹介文を入れたり(表示されるかは別)混雑時間のグラフが出たり、電話番号がそのマップからかけられた件数がわかったり(大体の数字です)業態・業種によっては駐車場の表示やバリアフリーの有無、他業種によってはもっと細かく分類し設定することができます。

 

これは一例ですが女性経営者という属性を設定すると、女性経営者 〇〇と検索されたときに表示されるようになる。細かく設定することで検索露出の機会を増やすことができます。グーグルのCMのしゃばしゃばのカレーとか、検索で出てくるようになるイメージがわかりやすいかもしれません。

 

グーグルマイビジネスの登録の注意点

グーグルマイビジネスは公式のサービスで登録するのに確認コードというのを受け取る必要性があります。これは電話番号で音声通話(自動音声)で番号を伝えられる方法と登録住所にはがきが送られる方法の2種類があります(業種によってはメールでも可な場合があり)

これは実店舗があるかどうかの確認を含めユーザーに誤った情報を公開しないための処置なので、少し手間があります。

 

そしてここが最大の注意点。

よくあるパターンなのですが、ホームページ業者・SEO業者に依頼。面倒くさいと登録を丸投げしてしまうと手間は省くこともでき、面倒くさい業務も代行してやってはくれます。

アカウントをクライアントのデータに紐づいて手配してくれるような会社であれば問題はないのですが、その会社のメールアドレスで申請処理を進められてしまうと、その担当が退社したり、会社自体が倒産してしまうなどのそのメールアドレスが存在しないケースやID・パスワードがわからなくなり編集できなくなるケース等、一度登録した情報を別のアカウントで引き継ぐこと自体は一応できるのですが、再度別アカウントでの申請処理は、びっくりするぐらい不承認率が非常に高く、中々引き継ぎの承認がもらえず自分のクリニックなのに情報を一切編集できないといった事態が発生してしまいます。

 

グーグルマップの登録、グーグルマイビジネスの登録はどんなに手間であっても自分自身で最初は登録し、情報が移り変わってもすぐに対応できるようにID・PASSの情報はきちんと院内で管理するのがベストです。

 

4. MEOのワンポイント

ここまでは登録からそのメリットなどを解説してきましたが最後に自分たちでできるワンポイントをご紹介します。

 

昔はMEOのタイトルに余計なものを付属できたのですが今はグーグルの変更により正式な名称しか登録できません。

先程上げたマイビジネスの属性と呼ばれるタグに可能な限り選択するというものと、後は公式ホームページに情報を書き込むという術があります。

 

わかりやすく、歯科クリニックの場合、地域+歯科などで検索されることが多いのですが例えば地域+歯医者 や地域+痛くない+歯科 等ユーザーが求める条件や異なるキーワードがあります。MEO、グーグルに登録できる情報は限られており、痛くないなどのキーワードは盛り込めません。ただし、本来のホームページに痛くないという表現をしていた場合、グーグルマップで検索されたときに元のホームページの情報を抽出してユーザーにマップで表示されます。

 

まとめ

 

MEOというのを最大限活かすのであれば元々の公式ホームページのSEOもとても重要になっていき、SEO対策も並行して努力を積み重ねコンテンツを充実させれば、それもイコール評価されて、マップでの順位も上がります。

WEB集客は複雑に見えるかもしれないですが、当たり前のことを当たり前にするだけで報われるので、妥協なくやることがとても重要なことだと言えます。

 

【ライター】大塚幸一

弊社SEO・SEM特別顧問ライター

大手サイトで圧倒的実績と受賞実績を持つSEO集客コンサルティング・マーケティングのプロ。

 

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