#45 10代から介護業界へ、管理職まで経験した介護福祉士のキャリア。

#45 10代から介護業界へ、管理職まで経験した介護福祉士のキャリア。

2020.06.04 09:00




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医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げるDspace Plusの「のぞき見みんなのキャリア」では、様々な医療職の方をインタビューします。

 

45回目は、介護福祉士としてお仕事をしているTanakaさんです。Tanakaさんは、10代から介護業界に入り、20代のうちに管理職までご経験をしています。

キャリアや医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。

 

 

Tanaka

 

介護福祉士6年目。

高校卒業後介護業界で就職。10年間介護業界で現場~管理職までを経験。

趣味はウォーキング。少し結婚を意識し始めた29歳。

 

 

 

 

ーまずはTanakaさんが介護福祉士を目指したきっかけをお教えください。

 

 とにかく仕事が無かったことがきっかけですね。高卒で働きながら資格も取れる。頭も良くなかったのでこれだ!と思いました。そこから介護の仕事に魅力を感じ、本格的に国家資格を取得したいという気持ちが強くなり目指すことになったのですが…。入り口はそんな所です。

 

 

 

ーTanakaさんは、現在は、どのようにお仕事されていますか?選んだ理由なども合わせてお教え下さい。

 

 私は現在施設の責任者として日勤をメインに働いています。病院は泊りもあるので給料は良かったのですが、とにかく夜勤が辛かったです。何が起こるか分からない夜の病院ではペアになる相方との人間関係も非常に重要になってきますし、なにより睡眠が十分でない中での仕事は私にとっては非常に苦痛でした。

 なので今は日中は仕事をしてそれ以外のプライベートはパートナーとゆっくり過ごす。というリズムで働いています。

 

 

 

ーTanakaさんは、10代から介護業界に携わってきたとのことですが、キャリアの選択を悩んだことはありましたか?

 

 地方なのであまり選択肢が無く、これといって悩んだことはありません。

それに具体的に資格をとればこれくらい。管理職になればこれくらい。という風に昇給が目に見えていたのも自分に合っていたように思います。

 

 

 

ー今後は、どのようにお仕事をしていこうと考えていらっしゃいますか?

 

 先程述べた通り、昇給が分かりやすいというのは非常に労働意欲が高まり、私には合っていたのですが、この業界では資格(職種)が優先する事が多く、給与に関してもその影響は絶対的な所があります。私自身は成果を評価してほしい人間なので、これからは今の働きやすい環境を維持しながら副業を取り入れるか、思い切って新しい業界へチャレンジしてみようか。ちょうど色々悩んでいるところです。

 

 

 

ー現在の働き方ならではのエピソードや感じていることをお教えください。

 

 夜勤が無いので朝行ったら夕方帰れる事が幸せですね。笑

介護は泊りが無いと収入が大きく減るという方は多いですが、逆に私の場合はそれをきっかけに健康障害を起こすことの方が収入に影響するのではないかとも考えます。

 約週休2日の休みと夕方帰ってからの時間は自己研鑽や趣味に使うことのワークライフバランスを整えることが大切だというのは最近とても感じますね。

 

 

 

ーお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?

 

 

介護福祉士 Tanakaさんのタイムスケジュール

 

    • AM 6:00

      起床、朝食

      洗濯ものを干す

    • AM8:00

      通勤

      到着後、当日の予定を確認。

    • AM9:30

      直接業務開始

       

    • PM12:00

      昼休み

      同僚と昼食をとる。

    • PM13:00

      管理業務(事務作業) 

       

    • PM17:00

      一日の確認・MTG

       

    • PM18:00

      帰宅

       

    • PM18:30

      トレーニング or ウォーキング

       

    • PM19:00

      夕食

       

    • PM20:00

      入浴

       

    • PM22:00

      就寝

       

 

 

 

ー現在キャリアを継続する上で、大変なことと、それに対して工夫・模索している点は?

 

特にはありませんが、プライベートを充実させるために就業中はとにかく生産性を高めることに集中しています。不要な残業は一切したくありませんので、一番効率が良い働き方を常に模索しながら勤務しています。

 

 

 

ーTanakaさんは、10代から介護業界に携わり、管理職まで務めたとのことですが、キャリアアップして働くには、どのような能力が求められると感じますか?

 

 まずは介護の専門的な資格を持っているかどうかだと思います。いくら現場の業務が円滑に行えていても、やはりこの業界では資格が無いと始まりません。今は経験が無くても取得できる物も多くありますし、やる気も含めて評価される部分だと感じています。

 それから、介護以外のセミナーへ積極的に参加することでしょうか。自己研鑽に投資をする人が少ない業界だからこそ、専門的な知識だけでなく特に人をマネジメントするようなスキルを身に着けた人材が求められていると思います。

 

 

 

ー今の介護業界・医療業界に必要なものは何でしょうか?今後期待することをお教えください。

 

 私は医療現場での経験が少ないため、介護業界に必要と感じることになりますが、もっと柔軟に個人を評価する相対的な視点が必要という事でしょうか。

 いくら若くて優秀な人材が入っても、経験や資格によって給料が決まるこの業界では一生懸命働くことを評価はされてもその対価(= 給料)には反映しにくい現状があるかと思います。

資格に対する絶対的な評価も必要だとは思いますが、それによって一定の給料が担保されているからと自己研鑽を怠る方、能力に対する評価が少ないために業界を離れていった方をたくさん見てきました。

 これから若さだけでなく色々な業種から優秀な人材の参入が必要だと思われるこの業界だからこそ、これからはそういった視点が欠かせないと私は思います。

 

期待する事としては、まさに“働き方改革”でしょうか。朝定時に出勤して定時に帰宅するのが今の医療・介護業界の常識ですが、専門家がする事とそうでない事を仕分けると本当に専門職が必要な時間・内容は1日の中でそんなに多くないのかな?と私自身は考えます。

フレックスタイムのようにもっと自由な働き方を導入することでさらに優秀な人材が集まることを期待します。

 

 

 

ー最後に、これを読んでいる医療職の方に一言お願いいたします。

 

 医療の現場も素敵ですが地域(生活の場)も素敵ですよ。医療現場でたくさんのスキルを身に着けたたくさんの方々が地域へ参入される事を心より楽しみに待ち望んでいます。

 

 

ーTanakaさん、今回は貴重なご経験をお話いただき誠にありがとうございました。

 

 



 

 

 

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