医療従事者のための「妊娠報告」調査!!病院・職場への妊娠報告いつがいい?

医療従事者のための「妊娠報告」調査!!病院・職場への妊娠報告いつがいい?

2020.01.14 16:13




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医療従事者のための「妊娠報告」調査!!病院・職場への妊娠報告いつがいい?

  妊娠がわかった時、喜ぶ気持ちと同時に、出産や産後に向けて、仕事や職場への報告はどうすればいいんだろうと不安に思う女性がたくさんいます。 病院やクリニックなどの勤務だと、休みがとりにくかったり、忙しい職場だと言いにくい雰囲気であることも多々ありますね。 そんな時に、webで「妊娠報告」と検索しても、一般の仕事と休みやすさ、職場の雰囲気などかなり違い、結局一人で悩むことがあると思います。 妊娠しても、周りに迷惑をかけるのではないかと、手放しで喜べずに悩む女性医療関係者は大勢。   そこで、周囲の率直な意見や、経験談どちらも知りたいと思い、妊娠経験の有無・性別に関係なく医療従事者にアンケートを行いました。 是非この記事を読んで、妊娠を考えている方、妊娠報告されてどう対応したらいいのかと、お悩みの方の気持ちが少しでも軽くなればと思います。 また後編では、妊娠報告のマナーについて、ビジネスマナーの専門家の先生に医療職の女性のために妊娠報告のメール報告での文例をご紹介します。
後編の記事はこちら 【例文あり】医療従事者のための「妊娠報告」後編・ビジネスマナー講師に教わる妊娠報告メールのポイントとマナー!
(こちらの記事は、弊社保有のメディアdwoman.netで2019年2月に掲載していた記事に追加回答を追加して掲載しています。)

 

 

アンケートからみる医療関係者の妊娠報告事情

 

アンケート概要

SNS経由で医療従事者18名(男性1・女性17名/ 医師7名・歯科医師10名・理学療法士1名/妊娠経験あり14名) 今回はアンケートの母数が残念ながらあまり多くないので、2020年3/31まで、引き続き回答を募集しています!前回、回答していない医療従事者の方、よろしければ以下に是非ご回答ください。 https://forms.gle/ZPb8uXNmQpPabeZr6     さてそれではアンケート結果を見ていきましょう!

 

 

 Q 対面で妊娠報告を受けたことがありますか?  ( )は人数

ある 89% (個別で61% / 集団で28%)(16)

ない 11%(2)

アンケートに参加して下さった、ほとんどの人が妊娠報告を受けた経験があるようです。 妊娠報告される側としても戸惑うことや対処に迷うこともあるかと思います、以下に、ご回答いただいた悩みやご意見を、できる限り掲載しました。是非、参考になさってください。  

妊娠報告に関するお悩み経験談

妊娠報告の経験がある方に、当時悩んでいたことなどを教えていただきました。  

 

・最初の妊娠のときは、つわりが重たく、周囲にも出産経験者がいなかったので、相談のあてがなかったが、代診を頼まないとならないこともあり、身近な上司と同僚に安定期より前に報告した。

 

・業務上、初期の対応が必須なので(介助量軽減や訪問リハビリ業務の配置転換など)、初期の段階で管理職や関連するメンバーには初期で伝えざるを得ない状況であった。ただ、流産経験もあるので、初期に進んで言いたい気分ではなかった。

 

・以前産休後にやめてしまった方がいて、どういうふうに妊娠と仕事を進めていくか、上司や事務方にいうタイミングが難しかった。

 

・安定期に入ってから伝えるつもりだったが、悪阻がひどく、オペ中に具合が悪くなり、言わざるを得なかった。

 

・つわりがひどく安定期入る前に報告せざるおえなかった。先の読めないつわりと、自分の1日の患者さんの予約との板挟みで精神的に辛かった。患者さんに迷惑をかけるため、つわりが落ち着くまで欠勤させてもらった。

 

・立ったりすわったりの仕事なので報告した方が気を使ってもらえた。

 

・どこまでの上司にどのタイミングで報告すれば失礼にあたらないか悩んだ。

 

・放射線科のため線量管理などのこともあり早めに報告する必要がありましたが、自分以外の女性スタッフが自分より年上ですが未婚であったり既婚で子供がおられなかったりで、どう思われるか悩みました。

 

・院で研究中だったため医局長には教授への報告時期や卒後に臨床に戻れるかどうか(環境として常勤で子持ちの女性医師がいないため、可能かどうかなど)相談した。 研究室の方では産前にある程度まで研究を進めていなければ予定の卒業に間に合わないため直属の上司には妊娠発覚時にすぐに報告した。

 

・専門分野が一人だったため、外勤の手配など体制づくりのために早めの報告が必要でした。

 

 

 

 

 

 妊娠報告の方法は?時期は?まず誰に?

妊娠報告をしたことがあるアンケート回答者の方に妊娠報告の方法と時期についてご回答いただきました。

 

 

Q.妊娠報告の時期は安定期より前?後? 

 

安定期前 93%(13) 安定期以降 7%(1) 

医療関係者の大多数が安定期より前に伝えざるを得ないようです。業務や代打がたてにくいなど職場の環境もあると思いますが、一般的には、安定期前だと流産などの可能性もあるため、あまり公には言いにくいものです。 しかしながら、言いにくい時期でも、つわりなどの体調不良や急な入院など周囲に迷惑をかける可能性もあることから、あらかじめ言わざるを得なくなってしまいます。 そこで、経験者の方にどのような方法で、どういう基準で最初に報告する相手を選ぶのか、聞いてみました。  

 

 

Q. 職場の人への初めての妊娠報告は、対面、メール、一部、全体のどのようにしましたか??(妊娠経験ありの方)

対面・一部へ連絡した  79%(11) メール・一部へ連絡した 14%(2) 対面・全体へ連絡した  7%(1)

直接対面での報告が多数派でした。対面でもメールでも、やはりまず一部の人に連絡する方が多数派のようです。 では皆さんは、まずどのような相手に伝えてきたのでしょうか?次の回答を見ていきましょう。

 

 

 

Q.最初に報告する相手の基準は何ですか?(自由記述)

 

 

・業務の割り振りなどに関わる上司と近しい友人には安定期前に報告した

 

・上司、体調不良時などに仕事のフォローを頼む可能性のある同期など。

 

・直属の上司、チームのメンバー、プライベートでも仲の良い同性の先輩

 

・上司、部署で働くコメディカル

 

・ 直属上司、同部署先輩同期

 

・仕事でサポートをお願いする可能性の高い直属の上司や同僚

 

・院長、事務の人 ・仕事に直接関わってくる人には安定期より前に報告

 

・上司や、仕事で影響のある方には安定期より前に報告した。 教授とグループの直属の上司には仕事の調整してもらうので早めに報告した。

 

・診療シフトを決める医局長でもあった直属の上司。放射線科で透視などもあり、仕事の割り振りなど相談が必要だと思ったので。

 

・医局長、研究中だったため所属の直属の上司

 

・上司と、同じ科の同僚

 

 

 

最初に妊娠報告するのは、直属の上司・仕事に影響があるスタッフ・仲の良い人にまず伝えるということが多いようです。 最初に報告するような相手は、つわりの時期だけではなく、産休中、出産後なども仕事のフォローをしてもらうことが多くなるので、失礼のないように、また業務に支障がでないように、しっかりとご自分の体調を伝えておくことが、あとあとの関係にも重要になってきます。    

 

 

知っておこう。妊娠報告を受ける側の様々な意見

妊娠報告をするときのタイミングや方法で悩みますが、報告する相手も、実は不妊治療をしている方、流産の経験がある方がいるかもしれないなど、かなりデリケートな問題です。 報告を受けた側の方の感想は、思うところがあっても言いにくい、耳にしにくいものだと思います。 そこで、今回は、アンケートで妊娠報告を受けた時の率直な感想も教えていただきました。  

 

Q 妊娠報告を受けた時の感想

どちらかといえば快く感じた 50%(9) 特に何も感じなかった。    28%(5) どちらかといえば不快に感じた 11%(2) 妊娠報告を受けたことがない 11%(2) 8割くらいは何も思わないか、快く感じてくれることがわかりました。 しかし、一部は不快に思われることもあるようです。   どちらかといえば不快に感じた方のご感想としては以下のようなものがあります。

 

 

・自身が流産後不妊のため。

・結婚前で、きちんとした交際もしていない方だったので、だらしないなと思いました。

 

 

一方、どちらかといえば快く感じた人のご感想はこちらです。

 

・真っ先に報告いただけて嬉しかった。

 

・基本は喜ばしいと感じたが、自身が出産前と出産後で、受け取り方がとても変わった。直接でもメールでも、個別に連絡をくれると嬉しいと思った。

 

・単純に妊娠を喜んだが、周りにどう言おうか悩んでいると言われ体調が心配だった。

 

・個別メール報告と、部署全体への直接報告の両方を受けた経験あり。事前に報告を受けていると、その人が業務緩和を受けていたり、あるいは休みがちであっても快く受け入れられる点で良かった。いきなり全体報告だと驚くのはもちろんのこと、そこまでに休みがちであったり、なにか処遇が変わったいたときに疑問しか湧かない。

 

・間接的に聞いた。悪いことではないし、チームで望むこれからのスタイル(産休、体調不良など)について相談していける職場作りを目指したい。

 

・同じ職場の親友だったので嬉しかったが、同時に、過酷な環境なので、体が心配でもあった。 おめでたいなと思った。報告の方法は全く気にならない。

 

・めでたいことなので、早めの段階に直接教えてくれて素直に嬉しかった。

 

・ 間接的に知ったので、直接の報告が欲しかった。

 

・みんな同時に報告していたので気持ちが良かった。

 

・直接言ってくれてよかった。

 

 

    快く感じたという意見の中に多くみられたのは、直接言ってくれたという感想です。 不快に受け取られるかどうかは、受け取る人の状況や、もともとの相手との関係性も関係ありそうです。 相手の状況も考慮して、報告時に配慮すべきではありますが、流産や不妊はよほど仲が良くない限りはわからないであろうことです。 誰にも失礼がなく、誠実な態度で報告をし、業務にも支障をきたさないような心がけ(上司や周囲に状況を伝えておく)ることが大事ですね。  

 

 

 

 

妊娠・出産に関するさまざまな見解をご紹介

最後に、アンケートにご回答いただいた方々に自由に記述していただいた見解・ご意見などをご紹介します。

Q職場での妊娠・出産についてエピソードや個人的見解など何かあればお教えください。

 

 

・意外とみんな悩んでいるけど相談先がない。

 

・業務の調整が必要になるので、安定期に入ったら上司に早めに報告すべきである。同僚には、直接業務調整が影響しそうな人にはその次に連絡すべきだと思う。産休育休をとるのは当たり前のことなので、業務を調整するのに必要なタイミングで報告してもらえれば、細かいことは気にならない。

 

・妊娠経過には個人差があるとは言え、産前の報告や挨拶を誠意をもって対応するか否かは、産後の働き方(信頼度や、ワーママ権利を振りかざして嫌われる人など)を写していることが多いように感じており、自身の時も注意するようにしていた。医療職だと、男性であっても妊娠出産に多少の知識はあるので、知識不足による不理解などは起きにくくありがたい環境だと思う。

 

・私の前に産休をとった女医さんが産休明けでやめてしまい、仕事に復帰するかどうかを職場から心配された。1年休んだが、休みすぎたという感じもした。他科の先生からも「女医が多くなってきているので、できるだけ無理せず、上手に産休、育休明け仕事復帰をしてほしい。」と言われた。私のあとに2人の女医が産休をとったが、それぞれ休む期間も異なり、復帰するタイミングはサポートする家族によって違うと知った。復帰後はお互いの業務、ここまではやりたいというところを話し合い、完全主治医制からグループ制、夜間コールなしを受け入れてくれた先輩、同僚に感謝している。子供が熱を出したり、自分に移ってしまったときも、潔く休んで良いと言ってくれる職場になった。

 

・育休明けでまた妊娠報告は勘弁してほしい。籍外して別の人採用してほしい。 自身は4ヶ月での流産だったため、産休利用していない。

 

・妊娠しても当直の回数は全く減らなかった。当直をそのまま続けたいか、減らしたいか、などの希望を取られることもなく、当然のようにそのまま当直が入っていて、正直しんどかった。当直表を作っているのが、先輩女医で出産歴がない方だったので、意見もしづらかった。

 

・妊娠したって伝えた時に院長などの顔色を伺ってしまいそう。職場によってはあからさまに嫌がられてるのを目の当たりにしていてそれも見て来たのでこれから自分もその立場になったときが不安です。

 

・体調が落ち着いていれば、妊娠していても診療に差し支かえなかった。つわりの時が精神的にも体力的にも辛かった。

 

・開業医だと、産休、育休制度などきちんと確立されていないところも多く、院長の理解がないとなかなか職場復帰が難しいのが現状だと思いました。

 

・担当患者にいつ言うべきか悩んだ。

 

・総じて男性スタッフの方が適切に配慮をしてくれました。悪阻がひどかった時には出産経験のある女性上司から「つわりは病気じゃない、つわりで休むのは甘え」とわざわざ別室に呼び出されて説教されたり、育休を取得するなら辞めて枠を空けろと迫られたりしました。現在育休中ですが、育休終了と同時に転職予定です。

 

・産後、院は予定通り卒業し臨床に戻ったが、職場で配慮はないのはわかっていたため、自分で患者や残業する日を決めてマネジメントしていた。こどもが幸い熱を出さない子どもだったため、職場で急に休んで代診を頼むことはほぼなかった。

 

・昔はある程度専門分野の修練の目処が立ってからが良いと思っていたが、今は結婚後はなるべく早めが良いと思っています。大事なのは、理解ある上司と同僚、続けるという執念かと思いました。

 

 

 

 

 

まとめ

妊娠中は、思いがけないことで急に入院などになることも少なからずあると思います。 つわりの程度に関係なく、万が一のときに周囲に混乱を与えずに、業務の引き継ぎなどが出来るように用意しておくことが大切ですね。 また出産後も育児中は思いがけない子供の病気や保育園の呼び出しや、夜早めに帰宅しなければならないなど周囲の理解やフォローが必要な場面が多々出てきます。 普段から、周囲に状況の共有をしっかりしておくことは、関係性にも、業務を支障をきたさないためにもどちらにも大切です。  

 

今回は、経験談などを中心にご紹介しましたが、次回は、具体的にはどういう内容で妊娠報告すればよいか医療従事者のための「妊娠報告のメールの例文」をお伝えします。 プロのビジネスマナー講師の方に、医療従事者の女性のためにマナーに関するアドバイスをいただきましたので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

 

後編の記事はこちら⇨ 【例文あり】医療従事者のための「妊娠報告」後編・ビジネスマナー講師に教わる妊娠報告メールのポイントとマナー!

 

 

 

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