#37 看護師から保健師、保健師から看護師へ。
2020.05.04 09:00
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医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げるDspace Plusの「のぞき見みんなのキャリア」では、様々な医療職の方をインタビューします。
37回目は、看護師・保健師国家資格を保有し、現在は看護師としてお仕事をしているゆいさんです。
キャリアや医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。
ゆい
看護師。看護大学卒業後、4年間看護師として働く。その後、保健師として1年勤務後、再び看護師に戻り、現在7年目。趣味はインテリア収集と読書。
ーゆいさんは、看護師と保健師の国家資格をお持ちとのことですが、まずはゆいさんが看護師・保健師を目指したきっかけをお教えください。
元々親族に医療従事者がいたため、身近な職業でした。手に職を付けた方がいいと考え、なおかつ最終学歴を大学にしたかったため、選択肢が多い看護師の道に進みました。
保健師は大学で詳しく学びました。病気になる前に関われる予防医学に興味があったため、一度経験したいと思い進みました。
ー予防医学への興味から保健師も目指されたのですね。ゆいさんは、現在どのようにお仕事されていますか?
地域病院で看護師としてフル勤務をしています。ワークライフバランスを取りたかったため、やりがいを考えつつ、残業時間なども考慮して選びました。
ーゆいさんは、一度保健師にチャレンジされて、現在は看護師で勤務されていらっしゃるとのことですが、キャリアの選択を悩んだことはありましたか?
保健師はとても魅力的なお仕事でした。しかしオフィスワークが自分には合わないとも感じたため、一通りの経験をしたのちに看護師へ戻りました。保健師になるために産業カウンセラーの資格を取得したり、周りのサポートも受けたので悩みましたが、合わない環境に身を置くより、転職には困らない資格があるからと、前向きに考えるようにしました。
ー今後は、どのようにお仕事をしていこうと考えていらっしゃいますか?
いずれ夜勤は無くしたいと考えていますが、病院勤務は続けようと思っています。
ー現在の働き方ならではのエピソードや感じていることをお教えください。
残業が少なめなので、プライベートの時間が多く取れます。一方でシフト制なので、休日の予定が決めにくく、またゴールデンウィークなどの長期休暇も暦通りには取得できません。休みが連休ではない分、旅行は安く行けるのが利点です。
ーお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?
看護師ゆいさんの1日のタイムスケジュール
-
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AM 6:00
起床、朝食、身支度
-
AM7:00
出勤
-
AM8:30
仕事開始
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PM17:30
退勤
-
PM19:00
帰宅
お風呂、晩御飯準備
-
PM21:00
晩ごはん
残りの家事
-
PM22:30
自分の時間
-
PM24:00
就寝
-
ーゆいさんは、お仕事をしながら、産業カウンセラーの資格も取得されているなど、キャリアに対して意識を高くお持ちだと思いますが、現在キャリアを継続する上で、大変なことと、それに対して工夫している点はなんでしょうか?
経験年数が増えていくと役割も責任も増えていきます。また家事との両立もやはり大変です。仕事以外に趣味や、興味がある事を深く勉強するなどしてリフレッシュするようにしていますが、なかなか自分の時間が取れないのが現状です。何事も完璧を求めすぎないように意識しています。
ープライベートと仕事の両立を実現するため今の医療業界に必要なものは何でしょうか?
人員確保だと思います。忙しさなどはそれで補えますし、休暇の取得もスムーズにできると思うからです。
ーゆいさんが、今後の医療業界に期待することをお教えください。
もっと休暇を取得しやすい環境になるとこを期待します。夜勤業務や命に関わる仕事だからこそワークライフバランスが大切だと思います。
ー最後に、読者の医療職の皆様に一言お願い致します。
医療従事者は資格があるからこそ転職しやすく、自分に合ったキャリアチェンジもしやすいかと思います。その反面、簡単にできてしまうからこそ、目的をしっかりと持たないと継続が難しいと感じます。それを常に考えてキャリア構築することをお勧めします。とはいっても、無駄なことはなく、最大限に学ぶ姿勢で、思い切って取り組むことが第一歩だと思います。
ーゆいさん、今回は貴重なご経験をお話いただき誠にありがとうございました。
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