#38 医療事務から夜間学校に通い歯科衛生士の道へ。

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2020.05.07 09:00




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医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げるDspace Plusの「のぞき見みんなのキャリア」では、様々な医療職の方をインタビューします。

 

38回目は、歯科衛生士のなかさとさんです。なかさとさんは、医療事務のキャリアを経て、夜間部の歯科衛生士学校へ進学し、現在は歯科衛生士としてお仕事をしています。

キャリアや医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。

 

 

なかさと

歯科衛生士。高校卒業後、医療事務の専門学校へ進学。総合病院医事課で勤務。

その後歯科助手として歯科医院勤務。23歳で夜間部での歯科衛生士学校へ進学。

26歳で資格取得し現在都内の歯科医院勤務。

 

 

 

ーまずはなかさとさんが歯科衛生士を目指したきっかけをお教えください。

 

医療事務として働いていた時にずっとパソコンに向かって仕事をしていることが苦痛に感じていました。医療職なのに治療に関わっていないことにも歯がゆさを感じていました

直接治療に関わりたいと感じ、高校生の時に歯科助手バイト経験があった歯科助手を始めました

仕事自体は楽しく、先生に褒められて嬉しいこともたくさんありました。ですが、無資格だと業務の制限があり、今後も長く歯科の業界に関わっていたいと思ったので、資格を取るために夜間部で衛生士学校へ通いました

 

 

 

ーなかさとさんは、現在どのようにお仕事されていますか?

 

歯科クリニックで正社員勤務しています。

規模は、ユニット6台でスタッフ数は12名です。

3年目から主任として採用面接、スタッフ管理、業務内容の改善なども担当しています。

 

 

 

ーキャリアの選択を悩んだことはありましたか?現在のキャリアに進むに当たって、どう決断しましたか?

 

若さゆえの勢いもあり、歯科衛生士の学校に通おうと決めた時は早かったです。

日中働きながら学校に通え、学費を月謝制で払えるというのと、勤務先で実習出来ることが良かった点です。学校で新たな人間関係を築けることも楽しみでした。

 

 

 

ー今後は、どのようにお仕事をしていこうと考えていらっしゃいますか?

 

昨年結婚しましたが、子供が出来るまではこのまま正社員で働く予定です。今の職場が6時定時で残業なしで帰れるので副業もしています。

スキルを活かせる医療系ライターと、今後需要が見込めるITスキルを身に着けて副業での収入も見込んでいます。

子供が出来て育児をしながら在宅でも仕事が出来るように準備中です。

 

 

 

ー現在の働き方ならではのエピソードや感じていることをお教えください。

 

街の歯科医院は小さい組織で動いているので、一般企業と比べて福利厚生面が充実していないです。

スタッフが一人でも体調不良や家庭の事情で休むと他のスタッフへの負担がものすごく大きくなります。

人件費が多くかかってくるので、そうなる事を見越して人を多く採用する事もできないと感じています。

 

 

 

ーお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?

 

 

歯科衛生士 なかさとさんの1日のタイムスケジュール

 

    • AM 7:00

      起床・朝食・準備

       

    • AM8:30

      出勤

       

    • AM9:00

      午前診療

       

    • PM13:00

      昼休み

       

    • PM14:30

      午後診療

       

    • PM18:00

      帰宅・夕食・風呂

       

    • PM20:00

      副業作業

       

    • PM24:00

      就寝

       

 

 

 

ーなかさとさんが、現在キャリアを継続する上で、大変なことと、それに対して工夫している点は?

 

日々新しい治療法や材料が出てくるので情報収集の為に医院に来ている業者と会話をするようにしています。

スタッフの働きやすさも考え、個人面談をして意見や改善点をヒヤリングするようにしたり、業務連絡などスタッフ間の情報共有をアプリで周知するようにしています。

 

 

 

ープライベートと仕事の両立を実現するため今の歯科業界、医療業界に必要なものは何でしょうか?

 

 

福利厚生の充実、時短勤務を積極的に取り入れること、経営者の現代の働き方に対する理解力が必要だと想います。

 

 

 

ー今後の歯科業界、医療業界に期待することをお教えください。

 

スタッフが泣き寝入りすることの無いように、仕事に対する不平不満や新しい意見に耳を傾けて、働きやすい環境を作って欲しいと思います。

慢性的な人手不足が続けている医療界は転職もしやすいです。

長く働いているスタッフが多い病院は、ついていきたくなる経営者に出会えている人達だと思います。

生活の為だけ、食べて行くためだけに仕事をするライスワークではなく、誇りをもって仕事をするライフワークの充実を医療従事者のみなさんが実現して欲しいです。

 

 

 

ー最後に、読者の医療職の皆様に一言お願い致します。

 

医療職の働き方改革はまだまだ浸透していないと思います。

皆様の医院で働きやすさの為に何か工夫していることがあれば教えていただきたいです。

 

 

ーなかさとさん、今回は貴重なご経験をお話いただき誠にありがとうございました。歯科関係の方の働きやすさの工夫も今後取り上げて行きたいと思います。

 








 

 

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