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#57 ブランクで諦めていたキャリア。子供に携わる念願を叶えた看護師。

2020.08.11 09:00





 

医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げるDspace Plusの「のぞき見みんなのキャリア」では、様々な医療職の方をインタビューします。

57回目は、一度主婦になってから現在はフルタイム勤務をしているママナースまふさんです。

キャリアや医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。

 

写真:Canvaより

 

ママナースまふ

地方の県立看護学校を卒業後、同県内の三次救急医療機関へ就職する。結婚・出産・夫の転勤で関東への転居を機に、専業主婦として8年間過ごす。復帰後は老健施設から再び総合病院へと転職し、小児科外来でフルタイム勤務中。

趣味は読書・おひとり様映画・家族旅行。

 

 

 

 

 

ーまずはママナースまふさんが看護師を目指したきっかけをお教えください。

 

看護師の叔母が2人、理学療法士の伯父など、周りに医療従事者が多い環境で、仕事の内容が具体的にイメージ出来ていたこと、「女性でも自立した生活ができる」「社会貢献度」ということを考えて決めました。

 

 

ーママナースまふさんは、現在どのようにお仕事されていますか?

 

総合病院の小児科外来で、常勤職員としてフルタイムで働いています。

実は教員(小学校教師)か看護師か、と悩んでいたほど、こどもに関わる仕事がしたかったので、面接の際に希望を伝えたところ、運よく小児科へ配置してもらえました。

 

 

ーママナースまふさんは、一度は、主婦になり、その後、老健勤務を経験後、病院勤務でいらっしゃるとのことですが、キャリアの選択を悩んだことはありましたか?現在のキャリアに進むに当たって、どう決断しましたか?

 

キャリアについてはとても悩み、悔しい思いをしてきました。卒後すぐに脳外科からICUとシビア且つハードな3交代勤務をしており、きつかったですが、その分やりがいを強く感じていました。そのため、結婚・出産・夫の転勤で専業主婦になる決断をする際はとても悩みました

 

ですが、元々こどもが好きで、こどもと向き合える時間が出来たと前向きに考えて、専業主婦だからこそ出来ることを色々と経験しました。

 

子育てが落ち着いたところで復帰を考え始めたところ、周りを見れば同期はすでに主任クラスになっており、キャリアについて再び悩み、あんなに一生懸命に学んだ自分の経験の価値はちっぽけなんだな、と本当に落ち込みました。

 

そして、看護師としてのキャリアはそれほど問われない老健施設で、こどもを優先にできるパート勤務をスタートしました。施設では医療行為は少ないですが、院内・外の多職種と関わることで病院とは違った医療・介護の世界を経験することが出来、学生指導を通して様々な刺激を受けました。

 

学生指導を経験したことがきっかけで、卒後すぐの厳しくも充実していた病院勤務を思い出しもう一度挑戦してみよう、という気持ちになり、現在の病院に入職しました。

 

キャリアなんて望めないと思っていた私が、4年目から小児科外来を任せられるようになり、看護師としての自分を初めて認めてもらえたような安堵感を得ました。

 

 

 

ーそれは、現在ブランクがある方にはとても前向きになれるご経験談ですね!ママナースまふさんは今後は、どのようにお仕事をしていこうと考えていらっしゃいますか?

 

現在はコロナウイルスの影響で例年になく退職者が増え、働き方を考え直している方が多いです。キャリアの概念も変わっていくのだろうと感じています。私自身も、病院以外で自分に出来ることはないかと模索中です。

 

 

ー現在の働き方で感じていることはありますか?

 

小児科が希望であれば小児科クリニックでもいいんじゃないか、と思うこともありますが、クリニックはほとんどが夕方18時過ぎまでなので、逆に病院内の外来のメリットは終業が早めであり、今は16時55分定時という勤務時間がとても助かっています。

 

 

ーお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?

 

ママナースまふさんのタイムスケジュール

 

    • AM 6:00

      起床

      弁当作り(子供と自分用)、朝食

    • AM7:00

      子供送り出し

      こどもたち送り出し 朝食の片付け

    • AM8:00

      通勤

       

    • AM8:30

      小児科外来勤務

       

    • PM16:55

      勤務終了

      入院やERからの引継ぎ等で月に10時間ほど残業あり

    • PM17:30~18:00

      子供のお迎え・帰宅

       

    • PM19:00

      夕食

      週に2回、塾の送迎があり20:00に夕食 

    • PM21:00~22:00

      入浴・寝かしつけ

       

    • PM23:00

      片付け、洗濯

       

    • AM24:00

      自分時間

       

    • AM1:00

      就寝

       

       

 

 

ー現在キャリアを継続する上で、大変なことと、それに対して工夫している点は?

 

夜勤が無いとはいえ、平日フルタイムで土曜日も隔週半日勤務があり、仕事漬けの日々だな、と感じています。

 

この生活は、健康を維持しなければ続かないと痛感しています。年齢的に更年期にさしかかる不安もあり、日常生活(食事、睡眠、運動)をきちんと整えること、ストレスを貯めないようリフレッシュすることを意識しています。

 

 

ープライベートと仕事の両立を実現するため今の医療業界に必要なものは何でしょうか?

 

拘束される時間を少なく出来たり、もっと自由に勤務時間を組むことができるなど、従来の病院の概念を変えていく必要があるかと思います

 

今年度(2020年8月現在)は特に新型コロナウイルスの影響で、電話再診という診療形態をほどんどの医療機関で取り入れられました。リモート勤務とは無関係と思われる医療業界ですが、小児科で検討してみると、例えば乳児健診はリモートでも行えそうですし、

アレルギー外来に通院するこどもたちに、経過をうかがうことは看護師がリモートで行うこともできます。

 

診療報酬や保険請求の縛りを変えていく必要も含めて、医療業界が変わっていけば、病院で治療すべき患者さんが選別され、結果として医療従事者の働き方に余裕が生まれるのでは、と思います。

 

 

ーママナースまふさんが、今後の医療業界に期待することをお教えください。

 

「経験年数」ありきのキャリア形成が変わることを期待します。

 

能力と関係なく勤続年数が長いというだけで役職に就くことが多い医療の世界は、とても閉鎖的です。医療職以外の第三者の評価が得られるような仕組み作りが出来るといいと思います。給与に関しても同様に、経験年数に応じて支給されるのではなく、能力と成果を適正に評価して支給されるようになることを望みます。

 

 

ー確かに、医療業界では通常の企業のような人事評価体制がないことが多いですよね。時代の流れに合わせて今後変わっていくかもしれませんね。

では、最後に読者の医療職の皆様に一言お願い致します。

 

コロナウイルスの影響で、全く新しい発想が取り入れられるようになりました。

今後はもっと医療業界が変わっていくことを願いながら、皆さんと共に頑張っていきたいと思っています。

 

ーママナースまふさん、今回は貴重なご経験をお話いただき誠にありがとうございました。

 

 

 

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