#30 特別養護老人ホームに転職。管理栄養士と育児の両立を目指したキャリアの選択。

#30 特別養護老人ホームに転職。管理栄養士と育児の両立を目指したキャリアの選択。

2020.04.16 09:00




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Dspace Plusの「のぞき見みんなのキャリア」では、医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げることを目的に、様々な医療職の方のインタビューを取り上げています。

 

30回目の今回インタビューするのは、特別養護老人ホームで管理栄養士として働きながら、2児の育児をしているえいたすママさんです。

キャリアについてのお考え、育児との両立の葛藤、医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。

 

 

 

えいたすママ

 

管理栄養士。私立栄養大学栄養学部を卒業し、管理栄養士免許を取得。2児の母。

卒後はドラッグストアに勤務し栄養指導などを経験。3年間勤務の後、結婚。卒後4年で第一子、6年目に第二子出産。子育てに専念するため休業。第二子が2歳になった時に保育園の栄養士として復帰。しかし人手不足のため激務となり、家庭と仕事とのバランスに悩み退職を決意。

半年後、栄養士としての仕事を続けたい気持ちもから、勤務条件を見直して特別養護老人ホームに勤務し現在に至る。

趣味は料理とDIY。家族と過ごす時間が何より幸せで大切だと感じている毎日です。

 

 

 

ーまずはえいたすママさんが管理栄養士を目指したきっかけをお教えください。

 

 元々、食べ物を見る事・食べる事が大好きだったので高校の頃から食関連の仕事に就きたいなと漠然と考えていました。

食に関しての職業を調べていくうちに「食のスペシャリスト」になりたいと考え始め、栄養大学を受験したのがきっかけです。

ダイエットにしても体調改善にしても、その日の気分でさえも、食べ物によって変わるのってすごいことですよね。

 

 

ーえいたすママさんは、現在は、どのようにお仕事されていますか?

 

 現在は6歳と4歳の子供がいるため、仕事と家庭を4:6のバランスで保てるように短時間勤務でもOKの職場を選びました。

子供との時間はかけがえのないものなので、しっかり働き始めるのは子供がもう少し大きくなってからにするつもりです。

でも、育児がひと段落してからの自分の為に、栄養士としての仕事は絶やさずにコツコツとしていこうと思っています。

 

 

ーキャリアの選択を悩んだことはありましたか?現在のキャリアに進むに当たって、どう決断しましたか?

 

管理栄養士という仕事に誇り持っているので、正直、栄養士以外の仕事を選択することは考えていませんでした。

ただ、栄養士といっても、病院・保育園・老人施設・スポーツ栄養・市役所関連と様々な職場があるので、その中での選択にはよく悩みました。

まずは自分の中で何を優先するかを決めて、それに合った職場がどこなのか?という考え方で選びました。

私の場合は「急な子供の体調不良でも休みやすい環境か」「短時間勤務で働けるか」という絶対条件があり、次に「時給」でした。働く上で、やはり金銭面も大事な判断材料です。

それらを全てクリアした職場で働かせて頂いて、初めての施設勤務でしたが勉強になることも多く、良かったと思っています。

 

 

ー現在は、育児中とのことですが、どのようにお仕事を両立されていらっしゃいますか?

 

母親が働くということは、パートナーである夫の協力が不可欠だと思います。うちの夫は元々「女は家事と育児、男は仕事」という古風な考えの人で、私が仕事を始めてからもそれは変わらず、一人で家事も育児も気を抜かないように無理をして体調を崩す事が多々ありました。そうなると仕事を続ける事が負担になり、家庭内の雰囲気も悪くなるため夫に協力と理解を求め、幾度となく話し合いをしました。

その甲斐あって、現在はとても家事・育児に協力的になってくれました。炊飯器の蓋も開けた事がなかった夫が、今では寝落ちしてしまった私の代わりに食器も洗ってくれます。

夫のサポートのおかげで私は育児と仕事の両立が出来ていると感謝しています。

 

 

ー育児との両立に関して、現在の働き方ならではのエピソードや感じていることがあれば、お教えください。

 

 小さい子供は特に季節の変わり目など、「昨日まで元気だったのに急に熱!?」という事が多々あります。そんな時、大変申し訳なく思うのですが、代わりに子供をみてくれる人もいないのでやむを得ずお休みを頂きます。

その時には、理解のある職場を選んで良かったと思います。

 

 

ーお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?

 

管理栄養士 えいたすママさん のタイムスケジュール

 

    • AM 6:00

      起床

      お弁当・朝食作り

    • AM6:00

      夫見送り、子供朝食・身支度

       

    • AM8:00

      保育園送迎

      洗濯機を回して出る

    • AM9:00

      出勤

      洗濯物を干す、軽く掃除後、出勤

    • AM10:00

      時短勤務

       

    • PM15:00

      勤務終了

       

    • PM16:00

      保育園お迎え、外遊び

       

    • PM17:00

      帰宅

      そのまま子供たちとお風呂へ

      今日の出来事、楽しかったことなどを話す

    • PM18:00

      夕食準備

      子供の勉強見守り

    • PM20:00

      片付け

       

    • PM21:00

      就寝

      (寝かしつけ)

 

 

 

 

ー現在キャリアを継続する上で、大変なことと、それに対して工夫している点は?

 

 栄養以外の知識不足で躓くことがあります。

例えば、現在の職場であれば老人施設なので介護の知識が乏しくて密なコミュニケーションをとるのに苦労したり、痴呆症状がある方に合った食事提供方法を見付けるまでに時間がかかったり…。

その方その方によって全く違うので、介護の経験や知識がないと困ることが多々ありました。

この問題をクリアする為に、勉強会に積極的に参加したり、分からないことはすぐに介護員さんに聞いたりして、専門分野外の知識も勉強するようにしています。

 

 

ー管理栄養士は、幅広い職場で活躍できる分、幅広い知識が必要とされるのですね。プライベートと仕事の両立を実現するため今の医療業界に必要なものは何でしょうか?

 

産休・育休の取得への理解と、もう一つ。有給休暇への理解ももう少しあれば有り難いです。人手不足で仕方ない現状だと思いますが、プライベートの充実が仕事を続けていく上でもかなり重要になっていくと思うからです。

今だけを乗り切るのではなく、長い目での人材確保として休暇の充実は大事だと思います。

 

 

ー今後の医療業界の動きに期待することをお教えください。

 

在宅勤務体制を整えて、自宅で勤務できる日が週に1回でも出来たら良いと思います。特に栄養士は事務作業が多いので、通勤時間をなくしてその分作業に回せたら効率的だと思います。

 

 

ー最後に、これを読んでいる医療職の方に一言お願いいたします。

 

医療職は人を助ける事ができる素晴らしい職業です。続けていくには色々な課題もあるかもしれませんが、今の仕事に誇りをもって今後も活躍して頂けたらとても嬉しいです。私も頑張ります。

 

 

ーえいたすママさん、今回は貴重なご経験をお話いただき誠にありがとうございました。

キャリアの継続に向けて、家庭での話合いなど乗り越えてこられたご経験は共感される方も多くいらっしゃると思います。これからも頑張って下さい。

 

 



 

 

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