医療情報発信の先駆け自治体!横浜市が自治体として初めてTikTokと連携
2019.09.19 15:21
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横浜市の医療広報について耳にしたことがあるでしょうか?
横浜市は、本日2019年9月19日には、自治体として全国初 のショートムービープラットフォーム TikTok(ティックトック)との連携協定に基づくオリジナル楽曲・ダンスを用いた乳がんに関する啓発を開始しました。
毎年 10 月の 「乳がん月間」の時期に合わせ、乳がんへの関心を促進することを目指すといいます。
今回は医療関係者のみなさまに、自治体の医療広報としてメディア活用に先駆けている横浜市の「医療の視点」プロジェクトについてご紹介します。
「医療の視点」とは?
横浜市民に医療を「他人ごと」ではなく自分自身のことと捉えてもらえるよう、民間企業等との連携による手法で医療広報を実施するプロジェクトのこと。
「よこはま保健医療プラン2018」の一環として2018年9月から取り組みをスタートしています。
横浜市 医療の視点トップページ https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/iryo/iryonoshiten/iryonoshiten.html
「医療の視点」の取り組み
横浜市医療の視点ではこれまでに下記のようなイベント等を実施・発表しています。2019年9月にはTikTokとの連携や医療漫画大賞のイベントなど目新しいイベントを立て続けに発表しています。今後ますます横浜市の「医療の視点」プロジェクトの活動が期待されます。
参加型イベント『視点を変える展』
横浜市は、医療に対する興味・関心の向上を目的に、入場無料の参加型イベント『視点を変える展』を、2018年11月16日(金)~18日(日)の3日間、マークイズみなとみらいにて開催。イベント初日である11月16日(金)に開催するオープニングセレモニーでは、つるの剛士さんが公式アンバサダーとして登壇しました。
乳がんセルフチェックグッズ「キャンサーバルーン」の開発
連携協定を締結している横浜市大学先端医科学研究センターコミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)の協力により、「キャンサーバルーン」と題した乳がんのセルフチェックを促進するグッズを作成。(2019年2月発表)
「医療マンガ大賞」創設
“自治体×マンガ専門家×医療従事者”の異業種コラボで創り上げるマンガ賞 、視点が変わる「医療マンガ大賞」創設し、視点の違いによる医療コミュニケーションギャップをマンガ化すると発表しています。(2019年9月17日)
この記事の最後に2019年9月30日に実施されるトークイベント(参加無料)の概要をご紹介します。
「医療の視点」とTikTokの連携
冒頭でも記載したように、2019年9月19日より、横浜市は、ショートムービープラットフォーム TikTok(ティックトック)と、自治体として全国初 の連携協定に基づくオリジナル楽曲・ダンスを用いた乳がんに関する啓発を行い、毎年 10 月の 「乳がん月間」の時期に合わせ、乳がんへの関心を促進することを目指すと発表しています。
このTikTokのプロジェクトは、横浜市、ByteDance株式会社、株式会社オズマピーアール、ウミベプランニングのプロジェクトチームと、日本対がん協会の後援で実施されています。
TikTokと自治体との連携協定締結は医療分野に限らず、全国で初めてとのこと。
本日2019年9月19日のメディア向けイベント以降、TikTok のアプリ上で動画閲覧・投稿が可能となります。
また同日より特設サイト(#胸キュンチェックプロジェクト)も公開され、横浜市は、動画を投稿したユーザーや、 関心を持った方が適切な情報を得られるよう、情報発信を行うと発表しています。
特設サイトでは、乳がんに罹患しやすい年齢について、早期発見の重要性、セルフチェックや定期受診についてわかりやすく記載されています。
また、サイトで得た乳がんの知識を身近な人に伝えていこうとSNSでのシェアを促すとともに、TikTokのチャレンジ参加(2019.10.05(土)まで)を募っています。
横浜市 #胸キュンチェックプロジェクト
https://iryonoshiten.city.yokohama.lg.jp/munekyun-check
TikTok 医療の視点公式 アカウント
https://www.tiktok.com/@iryonoshiten
TikTokのユーザー層は、2019年1月のビジネスオンラインの記事によると、TikTokは10代に人気のアプリと知られているものの、40代男性も増えているとのことです。
#胸キュンチェックプロジェクト 特設サイトでは、乳がん罹患率が高いのは40代女性と記載されています。
40代女性を母親や妻としてもつ世代層をユーザー層にもつTikTokの活用が、初の自治体の取り組みとしてどのような結果となるのか、自治体の医療広報関係者始め、医療関係者にも、今後も注目を集めることでしょう。
【イベント情報】
横浜市は、2019年9月19日のTIkTokの開始後も、同月30日に「医療漫画大賞」の取り組みとして以下のイベントを予定しています。興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
横浜市 医療の視点「医療マンガ大賞」トークセッション概要
佐渡島庸平さん(株式会社コルク/編集者)のほか、審査員を務めるマンガ家や医療従事者が多数登壇し、医療とマンガの可能性をテーマにトークやフォトセッションなどを予定しています。
日時 2019年9月30日(月曜日) 17:30~19:00(受付開始17:00)
会場 BankART Station(横浜市西区みなとみらい5-1 みなとみらい線新高島駅直結)
登壇者
佐渡島 庸平(㈱コルク代表取締役会長/編集者) こしの りょう(マンガ家) 大塚 篤司(SNS 医療のカタチ/医師) 井上 祥(㈱メディカルノート代表取締役・共同創業者/医師)
プログラム 医療マンガ大賞趣旨説明、医療とマンガの可能性をテーマにしたトークセッション、フォトセッションなど
入場料 無料
参加申込方法 下記URL より申込み。(メディア関係者申込先は別途、横浜市記者発表資料 参照)
(URL)https://iryo-manga-taisho.peatix.com
イベント詳細はこちら https://iryo-manga-taisho.peatix.com/
参考サイト
横浜市記者発表資料
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/iryo/2019/
PRTimes
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000037937.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000030435.html
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