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【IT×歯科】 デンタルテック企業 インタビュー  歯科スタッフ・衛生士新人教育とコミュニケーションを効率化。注目の動画マニュアルツールが歯科業界に。

2020.02.03 15:00





152ヶ国に15秒動画を展開しているsoeasy(ソーイージー)をご存知ですか?節約術から収納術、DIYなど、便利な知見を動画で共有し合うサービスで、なんとfacebookページのフォロワーは51万人(2020年1月末現在)を超えています。

そのsoeasyがついに、歯科医院向け動画トレーニングSNS「soeasy buddy for dental」を2019年11月に開始しました。

 

 

 

 

soeasy buddy(https://pr.soeasybuddy.com/)は同社が提供する法人向けの動画マニュアルサービスです。スタッフ教育を効率化しながら、コミュニケーションツールとしても活用できるサービスで、for dentalは歯科医院版です。

 

 

soeasy buddy for dental紹介ページ

https://pr.soeasybuddy.com/dental/

 

 

 

今回、株式会社soeasyの代表である中野慧さんと、歯科部門を牽引している伊藤彰洋さんに、Dspace運営の歯科医師 柴田育が歯科医師目線でインタビューしました。

 

 

 

(写真左:soeasy 伊藤彰洋さん 写真右:soeasy代表 中野慧さん)

 

 

――まずは、法人向けトレーニング動画SNS soeasy buddyの概要について教えてください。

 
(中野さん)soeasy buddyはスマホの動画を活用して、仕事のノウハウや知恵を社内で共有するサービスです。

具体的には「本部から現場にノウハウを伝えるトレーニング」と、逆に「現場のノウハウを本部や同士に伝えるSNS」で大きく構成されています。

 

例えば、販売トークや工場での動き方といったマニュアルを短い動画で超効率的に学びつつ、日々の発見やわからないことはSNSで共有していく。

しかも、その共有された内容の中からよく見られているものが自動的に抽出されるので、トレーニングが劣化せずに浸透していく。

こういったサービスです。

 

 

――販売トークのような専門性の高いノウハウは、紙より動画の方がわかりやすそうですね。どういう経緯でsoeasy buddyは生まれたのでしょうか?

 

(中野さん)私は、リクルートマーケティングパートナーズでスタディサプリという、オンラインの教育サービスに携わってしました。

スタディサプリは、簡単にいうと、カリスマ先生の授業動画を撮影し、学生がいつでもどこでもスマホで授業を確認できるようにしたサービスで、2020年現在で有料会員が100万人近くいる大ヒットしたサービスです。

ここで、動画のパワーを目の当たりにしました。

学生が支払う費用も圧倒的に下がり、学習効果も圧倒的に上がるのです。これはすごいサービスだなと、その事業拡大を手がける自分自身も本当に感心するものでした。

この便益は、学生だけではなくてあらゆる人にとって当てはまるものではないか。そう思ったことがきっかけですね。

 

 

――なるほど、前職での経験があったからこそ生まれたサービスなんですね。

 

 (中野さん)ただ、スタディサプリで焦点としていた子どもの学びと、soeasy buddyがテーマにしている大人の学びには大きく2つの異なる点がありました。

一つは、カリキュラムや答えとして決まっているものがなく、無限の学びが求められること。もう一つは、個人戦ではなしにチーム戦であること。

この大人の学びの特性を踏まえて、学習継続/効率化の要素を付け加えるとするなら、僕は「シェア」が最適だと思います。

個々人が学びを持ち寄り、それを試し、発見を付け加えていくことができると、学びや知恵は指数関数的に拡大していくことができます。

 

売れる営業トークや素晴らしい技術、ベテラン特有の仕事のtips(コツ)を隠し持つのではなくて、シェアして、みんなが試し、より良い発見が各現場でどんどん足されていくと、一気に知恵の爆発が起こります。

参加する人の数だけ学びは深くなっていくのです。

 

だからsoeasy buddyは、「動画を中心としたマニュアルでノウハウを伝えつつ、現場のノウハウを吸い上げ、還元し合う」という両方のコンセプトを非常に大事にして、チームで討議を重ねながら生み出されたサービスなのです。

 

 

――ベテランの知識をシェアすることで、より良い発見を促していくんですね。ちなみにsoeasy buddyの反響はいかがですか?

 

(中野さん)現場にノウハウを浸透させた上で、最新の情報を集めたいというニーズは、規模の大小や業界問わず、非常に多くのお客様からご好評いただいております。

 

サービス開始して1年半程度と間もないですが、既に一部上場企業でも複数導入されておりますし、2019年のHR Tech GP (人事系テクノロジーの優れたサービスを選定する大規模イベント)で「オーディエンス賞」を受賞、シンガポールのASEAN最大級のイノベーションイベント「Innovfest Unbound2019」に日本のベンチャー代表として出展する機会をいただくなど、身に余る光栄な選定もいただいております。

 

 

――日本代表!将来を期待されたサービスということですね。

そろそろ本題に入りますが、歯科医院向け動画トレーニングSNS「soeasy buddy for dental」について、詳しく教えてください!

 

(伊藤さん)soeasy buddy for dentalは、自院独自の動画マニュアルをスマホで誰でも簡単に作成・更新・共有でき、院内で頻発する教える・教わるコストを劇的に削減可能なサービスです。

 

歯科医院では絶えず技術革新が起こり、そのたびに使用する機器や患者対応のアップデートが必要で、スタッフの方々も学び、覚えることが非常に多いとお聞きします。

 

マニュアルによる教育効率化・均質化を図っている歯科医院もありますが、アップデートが多いと最新のマニュアルを保持しつづけることは容易ではありません。

 

for dentalは手軽なスマホ動画の活用により、情報共有・教育効率化を実現し、歯科医院の働き方改革・生産性向上に貢献しています。

 

 

 

――マニュアルの作成はどこの歯科医院も苦労しているところだと思います。でも何故、歯科に特化してサービスを提供しようと考えたのですか?

 
(伊藤さん)昨年(2019年)8月から歯科業界に先んじてfor beautyとして美容サロン向けにもサービスをご提供しており、美容業界でも大きな課題となっている人材不足、働き方改革、生産性向上というテーマにアプローチしていましたので、同様の課題を持つ他業界に対するサービス提供の感触は強く持っていました。

 

これらの課題について複数の歯科医院からお話をお伺いする中で、

・スタッフの追加・入れ替わり、新しい機器や技術を取り入れるたびに何度も教える/教わるコストがかかっている

・勤務時間外の教育ができず、営業時間中に診療を止めて集合研修・勉強会を実施せざるを得ない

・スタッフの業務が固定化・属人化し、急遽スタッフが欠勤した際に患者対応ができない場合がある

という意見が多く、動画化ニーズをよくお聞きしていたため、for dentalとして提供を始めました。

 

もちろんこれらの課題は医療業界全般に言えることではありますが、歯科に特化することで早く広く認知を獲得するということも狙いとしてありました。

 

 

――既にfor dentalを利用した医院からの反響はどうですか?

 

(伊藤さん)先ほど挙げた課題の解決には強くお役立ちいただけていると思います。情報伝達の認知・速度の向上に加え、「動画マニュアルが整備されていると聞いたので応募した」という求職者がいた、早期育成に成功し離職防止に役立っているという話もお伺いしております。

今後新卒スタッフを採用された医院では、特にスタッフ立ち上げに当サービスが大きく貢献できるのだろうと期待しています。

 

■医療法人社団 博山会様 導入事例

https://pr.soeasybuddy.com/interviews/hakusankai

 

 

――ところで、動画をまとめるのは難しそうに感じるのですが、簡単に操作できる仕掛けはありますか?

 

(伊藤さん)マニュアルは使われなければ意味がありません。スタッフが必要な情報をいつでも視聴できる環境を用意することが重要です。

その環境は当サービスが焦点を置く「スマートフォン」「短尺動画」「使いやすいユーザインターフェース」でご提供できる価値のひとつだと思います。

 

また、これまで多くの歯科医院へご導入させていただく中で、動画コンテンツの種類や効果的な運用方法などへの知見が溜まってきております。

 

もちろん動画撮影のサポートや、運用しやすい撮影方法のレクチャーなども致します。

直近は弊社内のサポート体制も充実させておりますので、特に難しさをお感じいただくことなくご利用いただけているのではないかと思います。

 

 

――テンプレートがあるのは初心者にも嬉しいですね。「for dental」が動画マニュアルの役割だけでなく、院内でのコミュニケーションツールとしても使えるのは面白いと思いました。これはどのように活用するのでしょうか。

 
(伊藤さん)業務用の連絡ツールとしてとらえると、お知らせ・シフト連絡・医院理念共有などを院内SNS機能に置き換えることができます。誰が見たか、見ていないかもわかりますので、今まで以上に情報浸透を促せます。

また、後から入ったスタッフも過去のやり取りを見ることができるので、「先輩スタッフのつまづいたこと」なども自ら学習する機会を作ることができ、教育の効率化にもつながります。

 

 

――最近では、LINEなどで情報伝達・情報共有をしている医院も多いと思うのですが….

院内の情報共有にビジネスツールを使った方がいい理由を教えてください。 

 

(伊藤さん)SNS機能をご用意している背景は代表の中野の話でもありましたが、院内でのやり取りの中にも共有・蓄積すべき知見があるという考えからです。

業務連絡もそうですし、例えば機器や備品の扱い方に関する質疑応答など、当事者でなくても共有されることで「ためになった」と思うやり取りはよく発生していると思います。

 

普段使っているSNSやコミュニケーションツールでも情報共有は可能ですが、古い情報はどんどん過去に流れてしまいます。

そのため、情報の蓄積や欲しい情報への素早いアクセス(検索など)には不得手です。

 

また、蓄積した情報は医院の大切なノウハウ・ナレッジであり、財産です。LINEなどのプライベートツールとの境目があいまいであると流出するリスクも高まります。便利なだけでなくオフィシャルな業務用のコミュニケーションツールであることが理想です。

 

 

 

――大事な情報が多いからこそ注意すべき点も多いですね。for dentalはどのような悩みをもつ医院におすすめですか?

 

(伊藤さん)for dentalは今後、医院を拡大していきたい、スタッフ育成を強化していきたい、というお考えを実現するために必要な情報伝達と教育を大きく改善できるサービスです。

 

何かを始めるために緻密に計画を立てることももちろん重要ですが、小さくでも「まずは手軽に始めてみる」ということをおすすめします。当サービスは明日からでも始められますので、スモールスタートでも院内の働き方改革・生産性向上にお役立ちいただけますと幸いです。

 

 

――実際に導入を考えている医院に向けて、動画をよりよく作成するための、アドバイスがあればお願いします。

 

(伊藤さん)「マニュアル」というと見やすく、わかりやすい編集された動画を用意しなくては、と考えがちですが、繰り返しになりますがマニュアルも見られないと意味を成しません。

 

いきなりすべての動画マニュアルを作ろうとはせず、共有が大変なことや、あるとスタッフが助かることなどから順次動画を用意、その動画もスマートフォンで短い動画を編集せず共有しても十分効果はあると思います。

特に日々の診療で忙しいことかと思いますので、手軽に少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

――歯科医療に携わる皆さまがノウハウ共有のコツ・効率よく行うためのポイントは何だと考えますか?

 
(伊藤さん)院長からのトップダウンでの共有だけでなく、スタッフからの双方向の共有を実現することで加速度的な「知恵の進化」が可能となります。

そのためにはスタッフが発信しやすい環境、すなわち「心理的安全性」(※)を担保することも必要です。スタッフからも手軽に発信できる雰囲気や環境、仕組みを作りましょう。

 

※心理的安全性・・・Google本社リサーチチームが発表した効果的なチームに重要な要素の一つ。参照リンク https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/

 

 

――for dentalのサービスによって、歯科業界にどのようなビジョンをもたらしたいか教えてください。

 

(伊藤さん)for dentalをリリース以降、大小の歯科医院のみならず、歯科技工所での利用も始まっております。また、スタディグループで医院を超えた会員同士のノウハウ共有という観点での活用についてもディスカッションを進めています。

ノンバーバルな動画を使ったコミュニケーションで、国境を越えて歯科医療従事者同士の情報共有・浸透を実現できる未来があると信じています。

 

 

――最後に一言あればお願いします。

 
(伊藤さん)今後、通信システムが5G(第5世代移動通信システム)に移行され、2時間の映画をたった数秒でダウンロードできる世界がすぐそこまできています。

例えば議事録や連絡も動画での共有があたりまえ、ということも起こり得ます。また、歯科以外の業界にも目をやると、動画を使った教育への注目は非常に高まってきており、教育が難しいとされる業界・業種ほど先んじて導入しています。

 

いつの時代も教育に悩みは尽きないものと思いますが、この記事をお読みになった先生方も、これを機に動画教育に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

ご回答、どうもありがとうございました。

一歯科医師としても、まだまだ歯科には業務効率化の余地があると感じるので、今注目の企業が歯科業界に目を向けてくれていることは嬉しく思います。ノウハウ共有で、スタッフ教育やコミュニケーションが効率化出来れば、さらにチーム医療の質が高まりそうですね。

 

soeasy buddy for dentalにご興味が湧いた先生は、ぜひこちらから、詳細をチェックしてみてください。

soeasy buddy for dentalの詳細を見る

 

株式会社 soeasy 

代表者:代表取締役 中野 慧

設立:2016年12月 

資本金:3億5,265万円(資本準備金含む)

本社所在地:東京都品川区上大崎1-11-9 

企業URL: https://www.soeasy.co.jp/

 

<事業内容>

困った時の15秒動画コミュニティ『soeasy』 (https://soeasy.tokyo/

トレーニング動画SNS 『soeasy buddy』 (https://pr.soeasybuddy.com/)

 

 

回答者 プロフィール

中野 慧 soeasy代表取締役
2006年 戦略コンサルティングファームであるべイン・アンド・カンパニーに入社。
事業再生型プロジェクトを中心に、小売・流通・金融等幅広い業界でプロジェクトマネージャーとして腕を振るう。
2012年に退職後、米国でのNPO法人で経営メンバーとして活躍、その後、2013年にリクルートマーケティングパートナーズに入社。新規事業開発の責任者として複数事業の立ち上げをリードする。
2016年12月にsoeasyを共同創業。2019年4月に代表に就任。

 

伊藤 彰洋 soeasy buddy事業部 ビジネス開発
大手IT企業にて金融システムセールスを経験後、2014年に日本最大級の医療従事者専用サイト「m3.com」を運営するエムスリー株式会社に入社。医師アンケートに基づくビッグデータビジネスに従事し、セールス・新規サービス開発等を推進。
2019年2月よりsoeasyに参画。法人向けトレーニング動画SNS「soeasy buddy」のセールス・新規市場開拓を担当。

 

(編集:Dspace提携編集者 インタビュー :柴田育(歯科医師・Dspace運営 )

 





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