介護と育児と仕事と。15年の看護師勤務から在宅ワークへ転職した理由とは。

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2020.04.02 09:00




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Dspace Plus「のぞき見みんなのキャリア」では、医療職の方のキャリアや人生に対しての視野を広げることを目的に、様々な医療職の方のインタビューを取り上げています。

 

17回目の今回インタビューするのは、現在は、在宅ワークと介護・育児をしている、看護師のきょんさん。

キャリアについてのお考え、医療業界に関してのお考えについて教えていただきました。ぜひご一読ください。

 

写真はイメージです。

 

 

きょん

 

看護師。国立病院附属の看護学校卒業。国立病院機構の病院2ヶ所を13年勤務、その後老人保健施設で2年勤務。卒後4年目に結婚、6年目と8年目に出産。

現在は、家族の介護のために在宅ワークへ転職。看護や医療関係の仕事を中心に行う。

趣味は運動・散歩が日課、折り紙製作

 








 

ーまずはきょんさんが看護師を目指したきっかけをお教えください。

 

母親に勧められました。父は転勤のある仕事で、母は資格を取得していませんでした。私が幼少期のときは、専業主婦でした。子どもにお金がかかるようになり、働き始めた母は苦労をしていました。これからの時代は、女性も資格取得をしたほうが、結婚・育児中に役立つと言われました。

 

 

ーきょんさんは、現在は、どのようにお仕事されていますか?

 

現在は、在宅ワークをしています。看護や医療の執筆の仕事を主にしています。義母を自宅で面倒みたいという主人の意向があります。長時間、自宅を離れられないのと、子育てにも手をかけたいという事情があります。

子どもは学童保育を嫌がります。義姉に協力してもらい、子どもが学校に行っている時間のみ働く方法もありますが、現状はそのような職場はみつかりません。

 

 

ーキャリアの選択を悩んだことはありましたか?現在のキャリアに進むに当たって、どう決断しましたか?

 

正直、医療は日々進歩するので、医療の現場を離れるのは不安があります。

 

しかし、ブランクに対して看護協会の研修が受けられたり、ブランクがある方を採用する職場もあります。次からは、そのような職場を選択しようと思っています。

 

 

ー現在は、育児と介護中とのことですが、どのようにお仕事を両立されていらっしゃいますか?

 

 

子どもと義母には、自分で出来ることは手伝いません。家事は、主人と分担して行っています。

在宅の仕事は、納期が早くても1週間以上ある仕事を引き受けるようにしています。急な事態なども想定して、納期のある仕事はあまり引き受けないようにしています。

 

 

ー育児と介護との両立に関して、現在の働き方ならではのエピソードや感じていることがあれば、お教えください。

 

以前は、1日4時間程度、看護の仕事をしていたこともありました。決まった時間に仕事の拘束時間があるのは、きつかったです。

 

台風で学校が休校や遅れて登校、子どもの急病の対応などは仕事に影響が出て、他の日に出勤していました。

 

現在は、自分のペースで仕事や家事が出来るのが良いです。突発的な出来事も考慮した上で、仕事の配分も考えているからです。



ーお仕事の日はどのようなスケジュールで生活していらっしゃいますか?

 

きょんさんのタイムスケジュール

 

    • AM 5:00

      起床

      ストレッチや散歩

    • AM6:00

      読書

      本を読んで勉強

    • AM6:30

      朝食

      子供の準備をする。

    • AM7:30

      夫 通勤・子ども 通学

      洗濯物を干す

    • AM8:00

      仕事開始

      合間に買い物 

    • PM12:00

      昼食

       

    • PM12:00~16:00

      仕事

       

    • PM16:00

      子供帰宅

       

    • PM17:30

      夕飯準備

       

    • PM18:00

      夕飯

       

    • PM19:00

      入浴

       

    • PM21:30

      就寝

       

 

 

ー現在キャリアを継続する上で、大変なことと、それに対して工夫している点は?

 

医療現場で仕事をしていないので、給料が安いのが大変です。

現在は、文章作成の勉強をしたり、ライターの資格取得を目指しています。

また、最新のニュースをチェックしたり、仕事の発注状況を確認するようにしています。

 

 

ープライベートと仕事の両立を実現するため今の医療業界に必要なものは何でしょうか?

 

個人としては、ストレス発散方法を見つけることです。

今後の日本は、高齢化社会が進み、医療職の人材確保が必要とされると思うので、働きやすい職場環境作りが必要だと思います。

 

 

ーきょんさんが、今後の医療業界の動きに期待することをお教えください。

 

女性が働きやすい職場作りをすることです。。

保育施設だけでなく、学童施設も検討して欲しいですし、予防医療にも目を向けて欲しいです。

 

 

ー最後に、このインタビューを読んでいる医療職の方に一言お願いいたします。

 

私の経験から、女性の看護師は独身もしくは、子育てがひと段落している方が採用されやすいです。

子育て中の方も働きやすい職場環境を整えて頂きたいです。

 

ーきょんさん、今回は貴重なご経験をお話いただき、誠にありがとうございました。育児に介護と大変な日々だと思います。現状は子供を預けている間だけ働けるような職場がないとのことですが、これからもっと子育て中の方も働きやすい環境が増える世の中になるようにDspaceも頑張って参りたいと思います。

 

 

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