世界で最も見られているHealth系Webサイトランキング
みなさんはいつも何語のサイトを見ていますか?
恐らくメインで英語のサイトを見ている方は少数派かと思います。
漠然と英語の勉強がしたいけど、日々の仕事に追われてなかなかできない、海外のサイトを見て見たいけどよくわからないし時間もない、でも英語に触れ合う機会が欲しいという方のために、世界でよく見られている『健康(Health)』分野のwebサイトをリサーチしてみました。
本格的な勉強だと、腰が重いですが、webサイトはすぐにでも見られますので、手軽に1記事ずつ読むだけでも、情報収集や英語への慣れになるかもしれません。
この記事でのランキングは、2019年5月5日にトラフィックでランキングを調査したものです。(similar web利用)
それでは早速見てみましょう!
第1位 nih.gov
The National Institutes of Health (NIH), a part of the U.S. Department of Health and Human Services, is the nation’s medical research agency — making important discoveries that improve health and save lives.
アメリカ国立衛生研究所という、アメリカ合衆国の保健福祉省公衆衛生局の下にあり、1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究の拠点機関が運営しているサイトです。
日本では、省庁のサイトは上位にランクインしていませんが、こちらは『Health』カテゴリのトラフィック数堂々の世界1位となっています。
カテゴリも「Health Information」から「Research and Training」まで充実の内容で、一般の方から専門家まで利用できそうです。
nih.gov 「Research and Training」(写真下)はクイックリンクなど役立ちそうな内容が充実しているので、現在研究中の方にも役立ちそうですね。
こちらは、Healthline Media.という企業が運営するサイトです。
“Health Topics”や “Symptom checker” (要会員登録)、”Find an Online Doctor “(北米〜中米・ハワイ)など充実の内容です。
こちらは『health』分野のトラフィック3位ですが、『Conditions of Desease』のカテゴリでは世界第1位です。
トップページの上部に動画のリンクが多く、疾患などに関する内容から、繰り返し使える飲料用のプラスチックボトルの洗い方など、思わずクリックしたくなるような生活に身近な内容のコンテンツが並んでいます。
『Health AZ』など辞典になっており、検索が可能で、病名をクリックすると『〇〇 Health center』が現れ、症状と治療ガイド、『〇〇ガイド』など細くわかりやすく調べられるようになっています。
患者用のようですが、日本の医療者が言い回しなどを調べたいときなどにも使えるかもしれないですね。
第4位 mayoclinic
世界4位なので、まさか医院のホームページではないだろうと思われるでしょうが、なんと、MAYO CLINICという病院のサイトです。一病院のサイトが世界にランクインするとは、MAYO CLINICはすごいですね。
ちなみに読み方は「メイヨー・クリニック」。クリニックというものの、大きな病院で、USニューズ&ワールド・レポート誌の「全米の優れた病院」2018-2019年版で、メイヨー・クリニックは1位にランクされています。
上記はメイヨークリニックのサイト内のPatient Care and Health Information。こちらも、辞書のように病気を調べられるようになっています。
【2019年9月最新情報】メイヨークリニックはニュースでも話題
2019年9月10日のニュースでは、Googleと10年のパートナー契約を結んだと発表が出ています。
Mayo Clinic, Google Partner On Digital Health Analytics (Forbes, 2019/9/10)
Google CEO のSundar Pichaiは以下のように述べています。
“Health care is one of the most important fields that technology will help transform over the next decade, and it’s a major area of investment for Google,”
“By pairing the Mayo Clinic’s world-class clinical expertise with our capabilities in AI and cloud computing, we have an extraordinary opportunity to develop services that will significantly improve lives.”
上記Forbesの記事によると、Googleは今後、エンジニアがメイヨーのリサーチャー、医師、データサイエンティストと密に連携できるようメイヨークリニックが基盤を置くRochesterにオフィスを新設するようです。
第5位にiHerbと、初めてショッピングサイトが出現しました。こちらは日本語サイトもあるのでご存知の方も多いかもしれません。
国・通貨・言語を選択できるので、ユーザー数が多いのも納得ですね。
HEALTH TOPICSというカテゴリから、疾患別に商品が検索できるので、市販薬の情報収集や、海外の患者さんから聞かれた薬の成分を調べたりするのには役立つかも??しれないですね。
まとめ
第1位から第5位まで、世界で一番よく見られているヘルス分野のサイトは、省庁が運営しているものからショッピングサイトまで様々でした。
今回ご紹介したサイトは、記事も短めで読みやすい印象です。是非ご興味ある方はご覧になって見てください。
全体に共通しているのは、辞書のように病気を検索できる機能があるサイトが多いことです。全て一般の方でも見れるサイトなので、論文を読む場合とはまた異なり、患者さんにすぐに使える言い回しに慣れることができそうですね。
日本語サイトの合間に、たまに英語のサイトを見る習慣で、情報収集や、海外の医療ニュース、英語の言い回しのスキルアップを目指しましょう!